解離性障害の発症原因は何か?ストレス以外の3つの要因にも注意!

解離性障害は、解離症状を主とする精神疾患であり、急性ストレス障害や外傷後ストレス障害(PTSD)と同様に、強いストレスや心的外傷と深い関係性がみられています。ただし、発症の原因は人ぞれぞれで、複数の要因が複雑に絡み合っていることも多く、原因に対する見解はさまざまで、学術的にはまだ明確化されていません。

解離性障害の発症は、複数の要因(多因性)の相互作用である可能性が高いため、現在疑われているいくつか要因について説明します。

大半にみられる訴えとは?以前の誤解と現在の認識!

解離現象は誰にでもみられるものであり、強いストレスや心的外傷から自分の心を守るための防衛本能とされ、ストレスは解離性障害の原因の一つに挙げられます。

幼少期のストレスとは?

解離性障害を発症した方の大半に、幼少期からの強い精神的なストレスや心的外傷を継続的に受けていたとの訴えが多くみられています。

幼少期における一般的なストレス要因として、具体的に以下の4つが挙げられます。

    <具体的なストレス要因事例>

  • 学校や兄弟間でのいじめ
  • 人間関係のストレス(両親の精神的支配が強く、自己表現が出来ないなど)
  • 周囲または家族からのネグレクト、性的、精神的、身体的な虐待
  • 死別、災害、事件、事故など辛い体験(出来事を見てしまうことも含む)

性的虐待だけでない!

以前は、解離性障害には「女性特有の疾患」や「性的虐待によって発症する」との誤解がありましたが、近年では、女性だけでなく、また性的虐待だけでなく強いストレスなるもの全てが、解離を引き起こす可能性があると認識されています。

ストレス以外の解離とは?症状に見える深い関係性!

ストレスや心的外傷と関係性が深い解離症状ですが、特に目立ったストレス要因がない場合、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動性障害(ADHD)との関連が指摘されています。

ASDとの関係性とは?

自閉スペクトラム症(ASD)の方は、自分の世界に深く没頭しやすいという、子供特有の解離症状「想像上の友だち(イマジナリーコンパニオン)」と類似した特徴を持っており、特別なストレス要因がなくても解離性障害を発症しやすい傾向があります。

またASDの方は、強い孤独感や疎外感、感覚過敏などによる苦痛を経験しやすい傾向にあるため、本能的に解離によって感覚を麻痺させ自己防衛している可能性があります。

ADHDとの関係性とは?

注意欠如多動性障害(ADHD)の子供は、その症状から子育てに手がかかるために、不適切な養育など虐待やネグレクトと同様の状況を生じやすく、その結果として解離症状を引き起こしてしまう可能性があります。逆に、虐待によって解離症状が生じた結果として、ADHDを引き起こす場合もあり、解離性障害とADHDには区別が難しい程の深い関係性がみられます。

ただし、症状は似ていますが、ADHDは脳の発達障害と関係があるのに対して、ストレスや心的外傷で発症する解離性障害は、適正な防衛本能の過剰反応であり、その治療方法や対処方法は異なります。

愛着障害と解離の関係とは?家庭の影響が大きい!

ADHDやASDなど発達障害とは別に、生後半年から1歳半頃の乳児期の養育環境に関係する「愛着障害(アタッチメント障害)」と解離性障害の関係性が、近年注目されてきています。

愛着障害とは?

一般的に「愛着障害」とは、養育者との愛着(乳幼児期の子供と母親など養育者との間で築かれる心理的な結びつき)が、何らかの理由で形成されず、子供の情緒や対人関係の形成に問題が生じる状態を呼びます。

子供の愛着パターンは、一般的に以下の4つに分類されています。

    <子供の愛着パターン>

  • Aパターン「回避型」:養育者の関心が不足している家庭の子供に多くみられる
  • Bパターン「安定型」:安定した家庭の子供に多くみられる
  • Cパターン「抵抗型」:養育者が過干渉する家庭の子供に多くみられる
  • Dパターン「無秩序型」:虐待する養育者や精神的に不安定な養育者の家庭の子供に多くみられる

影響は大人になっても残る!

Dパターン「無秩序型」の子供には、解離性障害になりやすい傾向がみられます。

大人になってから強いストレスや心的外傷によって解離症状が現れる場合においても、乳幼児期の無秩序型愛着の影響によって、潜在的に解離傾向を抱えていることが原因となっている可能性があります。

女性の割合が高い理由とは?症状の性差が原因か?

解離性障害は、女性の発症割合が高い傾向があり、海外の調査では欧米圏では8割以上、中東圏でも6割が女性との報告があります。

疑われる4つの要因とは?

女性の罹患率が高い理由については、まだ明確になっていませんが、以下の4つの要因が疑われています。

    <疑われる4つの要因>

  • 社会文化的要因:文化や宗教によって社会的に抑圧されている。性的虐待の被害者になり易いなど
  • 脳の構造や機能:男女による脳の構造やホルモンバランスの違いなど
  • 養育者と性別:一般的に乳幼児の養育は母親(女性)であり、同性である女児への愛着障害など
  • 症状の性差:男女の症状の現れ方の差異により、男性の発病が見逃されているなど

男性が見逃される要因とは?

近年では、さまざまな脳疾患での、症状の現れ方に性差「ジェンダー・ディファレンス」の存在が注目され、解離性障害でも症状の性差が指摘されています。

海外の調査によると、解離性障害の分類の一つ「解離性同一性障害」では、女性は自己に対し攻撃性を現し、男性は外に攻撃性を向ける傾向が疑われるとの報告があります。そのため、男性の場合には解離性障害ではなく、強迫性パーソナリティ障害など別の疾患と診断されている場合や違法行為による犯罪者として扱われるなどによって、見逃されている可能性があります。

原因は特殊ではない!解離自体は障害ではない!

解離性障害の原因には、ストレスや心的外傷以外にも、幼少期の家庭環境や発達障害などさまざまな要因が関係しています。これは、深刻な心的外傷体験がなくても解離現象はおこるものであり、日常生活で解離を駆使して適応している「マイノリティ」が存在していることを意味します。

解離現象は制御できる!

解離という現象自体は病的なものではなく人間が持っている防衛機制の一つであり、いわゆる多重人格のような極度の解離症状があっても、日常に支障をきたしていない限りは、「障害」ではなく治療は必要ありません。

解離性障害の治療の目的は、発症原因の排除ではなく解離症状のコントロールであることを理解しておくことが大切です。

まとめ

解離性障害は、一般的には性的虐待やネグレクトなど事件性をイメージされる極めて異常な疾患と認識されるこが多いですが、実際には発症の原因はさまざまで、際立ったストレス体験がないごく普通の方でも発症する疾患です。また、ADHDやASDなどの発達障害が関係しているケースもあります。

共通していることは、「安心していられる環境の欠如」にあります。そういった意味では、解離性障害は決して珍しい病気ではありません。

そもそも解離現象自体は、ごく普通の現象であって障害ですらないことを理解し、安心して適応できる環境作りに心がけましょう。

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