うつ病と自殺の関係性とは?4段階にエスカレートする感情に注意!

日本での自殺者数は、平成10年に急増し平成23年まで3万人を超え続け、その後減少傾向にありますが、依然2万人を超えている状態が続いています。

自殺者の内、原因や動機が特定できた方の約60%が健康問題を発端としており、その内約40%の方は、うつ病を抱えているというデータがあります。

この様に、うつ病と自殺には深い関係性が認められており、それを知っておくことは、自分や大切な人を自殺から守るため上でとても重要です。うつ病による自殺を防止するきっかけとなるよう、その関連性について説明します。

なぜ自殺したくなるのか?自殺念慮はとても危険!

うつ病は、人口の2~3%にみられる決して珍しい病気ではありません。従来型のうつ病の初期症状は、食欲不振や倦怠感といった身体的不調に現れるため、身体的疾患と思われやすく、うつ病の精神症状に本人が気づきにくい特徴があります。さらに、うつ病の最大かつ最悪な特徴は、「自殺したくなる病気」であることを押さえておく必要があります。

なぜ自殺したくなるのか?

うつ病は、偏った思考のクセ「認知の歪み」と脳内情報伝達物質の働きの異常が、複雑に組み合わさって引き起こされます。従来型のうつ病患者は、自責的でまじめな性格の方が多く、「自分が周囲に迷惑をかけている」など誤った思考から「自分の存在価値を否定」してしまいがちです。

さらに、うつ状態の脳は、論理的や理性的な判断が阻害されているため、生きることに絶望し、自殺したいとの強い思い「自殺念慮」に囚われてしまいます。

自殺念慮はとても危険!

うつ病患者の自殺念慮は、周囲から常識的には理解できない理由をきっかけとした「自殺したい」との思いであり、「自殺願望」の逃避目的としての思いとは違っています。

自らの意志で具体的に自殺の準備や計画を立てたり、電車のホームやビルの屋上など「自殺できる環境」と認識した瞬間、突発的に自殺行為におよんでしまう、とても危険な心理状態なのです。そのため、「自殺はうつ病の症状の一つ」と認識する必要があります。

自殺へのエスカレーション!自殺を示唆するサインとは?

うつ病の自殺念慮は、段階的にエスカレーションしていく傾向があり、たいていの場合、何らかの自殺を示唆するサインを発しています。

自殺へのエスカレーション!

自殺念慮は、考える頻度や言動から、自殺への思いの強さを4段階に分類されています。(ハミルトンうつ病評価尺度)

    <4段階のエスカレーション>

  • 1stステージ「消極的自殺念慮」:自分の存在価値を否定し、生きることに絶望し自殺に憧れる
  • 2ndステージ「積極的自殺念慮」:事故など受動的な死を希望する
  • 3rdステージ「具体的自殺念慮」:自殺を示唆するサインを発し、具体的な方法を計画する
  • 4thステージ「自殺企図」:実際に自殺行為を試みる

2ndステージ「積極的自殺念慮」までは、自殺へのサインは少なく気づかれにくく、実際に自殺行為に至ってしまった場合、環境によっては死亡してしまう危険性が高いため、3rdステージでの発見が、最初にして最終的な防衛ライントなっています。

自殺を示唆するサインとは?

うつ病患者が自殺を実行する場合、何らかのサインを発していますが、直接的に言動に現れるもの以外は、あいまいなため忖度する必要があり、予見することが困難なケースが大半です。「普段の様子」を知っていないと、自殺のサインを見逃すことになります。そのため、医師など専門家ではなく、家族や友人など周囲の人が最終防衛ラインを担っています。

    <自殺を示唆するサイン>

  • 間接的言語表現:「楽になりたい」、「遠くに行きたい」など、直接「死」と結びつかない表現
  • 間接的行動表現:身の回りの整理、借りたものを返す、昔の友人や知人への連絡、病気の治療の中断など
  • 直接的言語表現:「死にたい」、「生きるのがいやになった」など、自殺を匂わせる表現
  • 直接的行動表現:遺書を残し失踪、自殺の準備と計画、自殺未遂など
  • その他の表現:飲酒量の増加、引きこもり、周囲とのコミュニケーションの断絶、自暴自棄な危険な行動など

周囲の理解が一番のケア!約束が自殺を防ぐ!

うつ病による自殺念慮は、症状としての反応であり、本人の意思だけでは防ぎようがないため、周囲のサポートを必要とします。ただ、うつ病の治療や対処には難しい面があり、特効薬的なアプローチ方法はありません。良かれと思った行為が逆効果となってしまう恐れがあるため、自殺のサインに気づいたら速やかに専門家に相談する必要があります。

周囲の理解が一番のケア!

うつ病患者の発する「死にたい」は、本人にとって冗談や現状からの逃避ではなく、いたって真剣な感情です。ただこの感情は、病気によって思考が歪み、脳機能が低下した状態での論理であるため、周囲には理解しにくいものです。

この時、ディベートのように正論で諭したくなりがちですが、それによって、本人の自責感を増長させてしまう危険性が高いため厳禁です。周囲の人が、「死にたい気持ち」を否定せずに話に耳を傾けることが、本人の孤独感を和らげる一番のケアになります。

「自殺したい気持ち」は、病気の症状であることを認識し、それを本人にも諭し、専門医を受診させるのが最良の手段です。

約束が自殺を防ぐ!

言動でのサインを見逃してしまい、自殺未遂に至ってしまった場合は、可及的速やかに、入院など医師の目の届く場所に置く処置が必要です。

ここで重要なのは、生きることに絶望した孤独感を和らげることです。それともう一つは、「死んだら悲しい」など心配し大切に思っていることを伝え、「二度と自殺はしない」と約束を交わすことです。うつ病は、几帳面でまじめな性格な方がなり易い病気なので、約束を守ろうと努力するきっかけになります。

話を促す5つの質問!自殺念慮に気づいたら?

自殺念慮に囚われた心理状態では、「死にたい気持ち」と「生きたい気持ち」や「相談したい」と「相談してもむだ」などと、相反する気持ちの間で揺れています。また、「死にたい気持ち」は、一時的なものであり、常時続いている感情ではありません。時折起こる気持ちの揺れが繰り返され、衝動的に大きく揺れた時に自殺企図に至ってしまいます。

話を促す5つの質問!

うつ病患者は、その特徴である自責的な性格から、なかなか直接的に気持ちを打ち明けてくれません。そのため、日頃から相談しやすい環境と信頼関係を築いている必要があります。その上で、次の質問の中から1でも良いので、自分らしい言葉で語りかけ、気持ちを引き出しましょう。

    <気持ちを引き出す5つの質問>

  • 今現在、困っていることがないか?
  • 困っている事が沢山あって、どうしようもないと思っていないか?
  • 現状の困難を、自分で乗り切ろうとする気持ちは、今どれだけ残っているか?
  • さまざまな困難に直面して、落ち込んでいまいか?
  • 困難に対処できなくて、絶望してしまう気持ちになりがちか?

自殺念慮に気づいたら?

言動や質問から自殺の危険性が見えたら、慌てずに、「自殺したい程の辛い気持ち」に配慮して、共感的に話を聴きましょう。この時、正論で相手を論破したり、「死にたい気持ち」を否定しないよう注意しなければなりません。

相手との信頼関係の構築と、自殺に対する気持ちを打ち明けることで、孤独感から抜け出せ、「何とかなるかも知れない」と思えるようになれば、自殺から一歩遠ざかることになります。

ただし、うつ病への対応はとても難しいものなので、自己判断や無理をせずに、専門家と相談しながら進めることが大切です。

一人で悩まない!支援してくれる相談窓口とは?

うつ病で自殺を考えている本人だけでなく、それをサポートする周囲の人も、決して人で悩まずに速やかに支援を求めて下さい。

うつ病の治療は長期にわたり、症状は波のように回復と悪化を繰り返していきます。治りかけが一番危険でもあり、自殺を決意した反動で、症状が安定したように見えてしまう恐れもあります。症状の変化に一喜一憂せず、注意深く進めていくことが大切です。

    <心の病気の相談窓口>

  • 精神科、心療内科等医療機関
  • 各市町村の保健所(保健センター)
  • 各都道府県の精神保健福祉センター
  • 各都道府県の自殺予防総合対策センター
  • 内閣府自殺対策推進室の支援情報検索サイト
  • いのちの電話などの民間相談機関

まとめ

うつ病になる人は、責任感が強くまじめな人が主流でしたが、最近では若者を中心に、他責的で自己中心的な社会性の未熟な性格の人にもみられるようになっています。つまり、誰でもうつ病による自殺の危険があることになります。

自殺は、その本人だけでなく周囲の人にとっても、とても不幸な出来事です。ただ幸いなことに、うつ病による自殺は症状であって、適切な治療で防ぐことができるものなのです。

正しい知識と対処方法を知って、自分と大切な人を守っていきましょう。

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