単なる心配性ではない?強迫性障害の危険な観念5つの特徴

「観念」という言葉の意味を辞書で調べてみると、一つ目は「物事に対して持つ考えの事」と出てきます。そして二つ目に出てくるのは「諦めて状況を受け入れること」と出てきます。強迫性障害の人の強迫症状を見ていると、実に両方が当てはまる言葉だと実感します。

頭に浮かんで離れなくなってしまった「考え」に囚われている事に抵抗できずに諦め受け入れた状態がまさに強迫症状だと言えるからです。心配性をはるかに通り過ぎてしまっている強迫性障害の「観念」の5つの特徴についてまとめて行きます。

親しい人を失う危険?止まらない確認行為

鍵をかけたか不安で何度も確認したり、テストを見直しても見直しても安心できない。などの確認行為も自己完結できている間は、少し変わっている人?ちょっと神経質すぎる人?という評価で周囲に影響を及ぼす事はありません。

確認行為って何?

確認行為は、鍵をかけ忘れているような気がする。とか流れ作業中に間違ってしまったような気がするという突然、頭に浮かんでくる強迫観念に囚われてしまう事で、何度も何度も確認したり、流れを止めてでも確認したくなる行為です。

一度確認しただけでは、その不安は消える事がなく、鍵は大丈夫だったけど、もしかしたらテレビを消していないかも?テレビを消していたとしても、エアコンを止め忘れているかも?など一つの事で収まらなくなって行きます。

更に酷くなると、自分だけの確認では満足できなくなり、他の人にも確認行為を手伝ってもらうようになっていく事も珍しくありません。

親しい人を失う理由

自己完結している間は、変わり者や神経質程度の評価なので、少し距離を取りつつも、それなりに周囲は優しく接してくれるでしょう。しかし、自己完結できなくなり周囲の人に確認行為を手伝ってもらうようになると、大変です。

最初は大丈夫。というだけで一応は満足しますが、よりもっと確実なものを求めてしまうため、次は自分が思った通りの答でなければ不安は増強してしまうようになります。そうなると、相手に自分が求める答を要求するようになります。

そして、一人だけでは足りなくなり、同じことを二人、三人、十人と増やして行くことになります。周囲の人たちは同じことを何度も相手を変えて相談したり、思い通りの答を要求されたりする事に苦痛を感じ、わがままな人、変な人だと離れて行くようになってしまうのです。

引きこもりになる危険?加害恐怖と被害恐怖

もしも誰かを傷つけるかも知れない、傷つけてしまったかも知れない。逆に誰かから危害を加えられるかも知れない。そんな不安を漠然と持ってしまったら、行き着くところは、怖くて外に出られない!ということになるのは当然の事と言えます。

加害・被害恐怖って?

狭い道で向こうから来るお婆さんの姿を見たら、ぶつからないように気をつけよう。誰でもそう思うものです。しかし、強迫性障害の加害恐怖という強迫観念は違います。

ぶつかって、お婆さんが転んだら骨折してしまうかも知れない、いや転んでいる間に、来た車が気づかずにお婆さんを轢いてしまったら自分は殺人犯になってしまう!ふと、ぶつかったらどうしよう?という事から一気に話は、そこまで飛躍してしまい、そんな飛躍した考えに囚われてしまうのです。

その逆に被害恐怖は、人相の悪い人を偶然見かけたら、何となく怖い印象。と思うだけで普通は終わるでしょう。しかし被害恐怖の思考は、脅されてお金を盗られるかも知れない。お金を盗んだ事を隠すために自分を拉致するかも知れない。そしたら、殺されて山に埋められて…。と飛躍していきます。

しかも、飛躍していると分かっていても、絶対に起きないという確信が持てない限りは、その強迫観念に囚われたまま、不安な日々を過ごす事になるでしょう。

引きこもりになる理由

もしも、そんな飛躍しているとは分かっていても、次から次へと増強して行く不安を抱えながらの日々は苦痛以外の何物でもありません。その苦しみから何とか逃れたい。そう思う一心で楽になる方法を考えた時、一番確実で安全な方法は?

外に出なければ良い。という事になりませんか?外に出て、他人に会わなければ、ぶつかって転ばせてしまう危険にも遭遇しませんし、怖い人からお金や命を狙われる事になり得る場面に遭遇する事もありません。ですから、誰とも接する事なく安全に過ごすために引きこもってしまう。

強迫観念の内容を知っていれば、引きこもる理由にも一理あるという事がわかるでしょう。

狼少年扱いされる危険?疾病恐怖と病院巡り

重病かも知れないと思っても、それは何かの間違いであって欲しい。という願いは健康な人も強迫性障害の人も一緒です。しかし、健康な人が、いつも行っている病院に行って「心配ありませんよ」と言われたらホッと安心できるのに対し、それだけでは納得できないのが強迫性障害の疾病恐怖です。

疾病恐怖って何?

最近、原因不明の体調不良が続いている。もしかしたら忙しいからストレスのせい?いや、もしかしたらガンとか悪い病気の症状なのかも知れない。と悪い予感を持ってしまう事は誰にでもある事です。でも、ゆっくり休んで眠ったら元気になった。とか病院に行ったら風邪気味だと言われた。

それで安心してスッキリする事がほとんどでしょう。しかし強迫症状としての疾病恐怖だったら、一晩眠って症状が消えたとしても、病院で風邪気味だと言われても、拭い切れない不安が再び押し寄せて来るのです。他の事ならともかく、病気は病院で医師に相談するしか解決できません。

狼少年扱いの理由

一度、大丈夫だと言われて症状もないのに、やっぱり悪い気がする。という事で再度受診しても、結果は同じ。そうなると、この医師は信用できるのだろうか?そんな疑念が湧いて来ると、別の病院に行って確認してみないと気が済まなくなります。

しかし、別の病院に行ってみても、やはり結果が一緒だったら、それで安心できる訳ではありません。もしかしたら、自分が行った病院の設備が足りなかったのかも知れない。もっと大きな病院で先端の検査を受けてみないと分からないのかも知れないという考えにエスカレートしていきます。

病院側も、そのような経緯を繰り返す事で先入観を持ってしまう場合もあります。最悪の場合、本当に身体的な問題がある時にも「また、言ってるだけなのかも?」と思われてしまうと、まさに狼少年の話のような結末を迎えてしまう危険もあるのです。

逆に皮膚病になる危険?洗い続ける不潔恐怖

洗っても洗っても汚れているような気がする。という場合や、あらかじめ石鹸を使って5回以上洗わなければならない。という決まりがある場合がありますが、とにかく常軌を逸した頻度で手洗いをすれば皮膚が乾燥して傷んでしまう事は想定の範囲内と言えます。

不潔恐怖って何?

一般常識で清潔を守るための行為として、思い浮かぶのは、外出後には手洗いうがい。トイレの後は手洗い。寝る前には歯磨き。などが挙げられます。そう言った常識的な清潔を守るための行為が過剰になってしまう場合と自分だけが汚いとか不潔だと認識した物事に対しての場合があります。

前者の場合は、不潔の観念は、ほぼ健康な人と同じですが、その不潔を清潔にするための行為が異常だという事になります。後者だと、常識的な不潔はもちろん、もっと厳しいレベルでの不潔の観念があると言えます。

もっとひどい場合は、健康な人が不潔だと思う事は平気なのに、健康な人から見れば、どうでも良いような事が異常に不潔に思えたり、非常に汚い事だと思っている場合もあります。

皮膚病になる理由

健康な人で荒れば、外出後に石鹸できちんと1度手を洗い、うがいをしたら気持ち良くなるでしょう。ところが、外出後は10分かけて手を洗わなければ汚れは落ちない。

もしくは石鹸で3回洗った後に消毒液をすり込まなくては清潔になったとは言えない。という決まりがあったらどうでしょう?言われた通りに洗うしかないな。と諦めて手を洗ってしまうかも知れません。でも、そんなに何度も石鹸を使って手を洗えば、油分はなくなりかさかさの乾燥した皮膚になります。

その皮膚に、さらにアルコールなどの消毒液を振りかければ、皮膚病を起こしかねません。しかも、乾燥防止のクリームなどを塗る事で、再び汚染されたような感覚になって、また洗い、さらに悪化していく。そんなサイクルに陥っても何ら不思議はない事なのです。

ゴミ屋敷になる危険?捨てる事が怖い保存強迫

よくテレビでゴミ屋敷を片付けるという特集が組まれていたりして、普段からも目にする機会が増えました。このゴミ屋敷の主が、インタビューされた時に、ほとんどの人が口を揃えて言うのが「ゴミなんてない」と言うフレーズ。ですが、これは、ただの言い訳ではないのです。

保存強迫って何?

誰から見ても、どこから見てもゴミでしょう?と思う物を持ち主が「ゴミじゃない!」と言い張るのであれば、それはゴミではないと言う事になります。もちろん本気でゴミではないと思っている場合もあるでしょうが、強迫観念によって「ゴミではない、捨ててはいけない」と決めていたら?

「ゴミなんてない」と言いつつも、その後に「近所に迷惑をかけている事は分かってた」とか「自分では、どうしようも無い」という言い訳としか思えないようなコメントが、ある意味ではゴミ屋敷の主の本心だと言えます。

捨てた方が気持ちよい、スッキリする。それは分かっていても、捨てたら困る事になる。本当に捨てても良いのか?などの強迫観念により、どうしても捨てられなくなっているのです。

ゴミ屋敷になる理由

ゴミ屋敷や汚部屋などと言われる環境になってしまう理由は保存恐怖と言う強迫観念が原因です。ゴミ屋敷の主の気持ちが少し理解できるかも知れない、その思考をリストにまとめました。

    <ゴミ屋敷が出来上がるまでの思考>

  • これを捨てたら2度と同じものは手に入れられないかも知れないと不安になる
  • 捨てた後で実は必要な物だったと気がつくかも知れないと思う、もしくは経験した
  • 捨てようと思ったが、思い留まった事で良かった事があった、ありそうな気がする
  • 誰かが捨てようとしているものに興味を感じると貰わずにはいられない
  • いくら物があっても、まだ足りない物があると焦りや不安を感じる事がある

まとめ

もしかしたら、という不意に襲われる何気ない不安や心配。誰でも持つものですし、全くなければ無防備すぎて、世の中を生きていく上では逆に危険だと言えます。しかし、起きるか起きないか分からない不安や心配な事だけに囚われてしまう事は、自分の世界を小さく狭くするだけの事です。

最初は単なる心配性だったかも知れません。その心配が次の心配を呼び、その心配がストレスになり、本当に強迫性障害を発症してしまう事もあります。

普段から、起きるか起きないか分からない未来の事や過去に起きた事を予防する事だけずに囚われる事なく今を感じながら生きていく事は、今は健康な人にも大切な事です。そして、強迫性障害の人にとっては、もっと大切な事です。少しずつでも、今の現実の世界を生きられる事が回復への近道だと言えるでしょう。

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