根拠のない加害者意識?強迫性障害が怖がる5つの加害恐怖

読んで字のごとく、加害恐怖というのは、自分が誰かに何か危害を加えてしまうのでは?加えてしまったのでは?という不安や恐怖感の事です。健康な人でも、自分の行為に思い当たる事があれば、そんな不安を持ってしまう事があります。

しかし、強迫性障害の人の場合は、思い当たる事が無いに等しいくらいの根拠であるにも関わらず、非常に大きな不安や恐怖に襲われてしまいます。そんな強迫性障害の症状の一つである加害恐怖を持つ人が恐怖や不安を抱きやすい5つの場面やシチュエーションを紹介していきます。

対象は不特定多数!誰でもすれ違うと危険?

もしも自分が歩きタバコをしながら人混みを歩いている。などの状況であれば、誰かとすれ違うと危険だ。と多少の危機感を感じて当たり前です。しかし凶器となるような物を何も持たずに歩いていても、何かしてしまうのでは無いか?と根拠の無い不安を抱くのが強迫性障害です。

思いつきに囚われる

ただ普通に歩いているだけで、向こうから歩いてくる人を自分が突き飛ばして怪我をさせたり、最悪の場合は命までも奪ってしまいかねないという考えを持ってしまったとしても「そんな事有り得ない」と自分で自分を笑い飛ばしたり「どうして、そんな事を考えたんだろう?」と不思議な気持ちになったりします。

現実的ではない思考に突然襲われたとしても、そうやって健康な普通の人は、自分の思考をあしらったり流したりして、そこから離れられなくなったり、その思考に囚われてしまう事はありません。

ですが、加害恐怖という強迫観念を持つ人にとって、そんな考えが一瞬でも思い浮かんでしまったら最後、ただの平面をまっすぐに歩く事さえも異常な恐怖との戦いになります。

ネガティブとの戦い

健康な人の場合、何事もなく、すれ違い通り過ぎてしまったら、自分の頭の中から「突き飛ばして怪我をさせるかもしれない」という思考は自然と消え去ってしまいます。

しかし、強迫観念として囚われている人にとって、その恐怖は耐え難い苦痛として自分の中に残ります。「今は突き飛ばさずに済んだけど、次にくる人は分からない」など根拠もなければ終わりのない恐怖と戦い続けなくてはなりません。ひとつクリアしたから、次も大丈夫とは絶対に思いません。

ひとつクリアしたら、また次の試練がやって来る。というネガティブな思考である強迫観念と常に戦い続けるしかない状態なのです。

車の運転は困難?人を轢いたかもという不安!

眠いけど運転せざるを得ない。歩行者が多い細い道の運転は嫌い。など事故を起こしてしまいそうな不安がある時でさえも、根拠なく人を轢いてしまったかもしれない。と不安になることは、まず無いはずです。

石ころにも要注意

人を轢いてしまったら、どうしよう。と過剰な不安を抱きながら運転していると、石ころを踏んだだけの衝撃でも途端に人を轢いてしまったに違いないと直結してしまいます。そして車を停めて衝撃を感じたと思われる場所を何度も何度も確認します。

ですが、石ころを踏んだだけなので、自分が轢いたはずの人はどこにもいるはずがありません。「何だ!気のせいだったのか」と吹っ切れたなら強迫性障害ではなく過度の心配性かもしれません。

もしかしたら、自分が現場に戻る間に、轢かれた人は自力で動いて病院に駆け込み、今頃入院して大変な事になっているかもしれない!とか本当の現場は、もっと手前で自分の探し方が悪くて見つけられなかったのかもしれない。など飛躍した思考が次から次へと襲ってきます。

無実の罪で自首をする

そして、気になり始めたら、確認しなくては気が済みません。また現場に引き返して、それらしき場所を再び捜索したり、通行人に車に轢かれた人を見なかったか?などの聴取をするなどのエスカレートした確認行為が始まります。

それでも不安が拭い去れずに、自分は人を轢いたかもしれないが、被害者を見つけることが出来ない。と警察に相談に行ったりする事もあります。

ワレモノは触れない!破壊しそうな恐怖感

食器売り場や雑貨屋さんに入ると、大きなバッグを持っていたり、不注意でぶつかると壊してしまうかもしれないから注意して動かなくちゃ。と思う事は普通ですし当たり前です。

商品以上に繊細な心

繊細な物や壊れやすいものに対しての恐怖が強いのも特徴です。どんなに注意していたとしても、必ず壊してしまうに違いない。という強迫観念が出て来るからです。陶器などのワレモノを扱う売り場は往々にして通路が狭かったり、狭いスペースに数多くの食器が並んでいたりします。

その一つ一つに注意していないと、自分の体のどこが思いがけずに当たって落としてしまうか分からない。ぶつけない、落とさない、触らないという自分に対しての注意喚起ばかりで、到底、商品を楽しむ余裕なんて一切ありません。

自分の心が先に崩壊

そして、そのような場所に入ると分かっていても、想像以上に商品が多かった。売り場が広かった。など想定の範囲を超えてしまうと、軽くパニックになってしまう事もあります。そして、無理矢理にその場にいる事で過呼吸を起こしてしまったり混乱したりと病状が急激に悪くなる恐れもあります。

本人の様子がいつもと違っていたり、苦しそうな様子があれば、一緒にいるから大丈夫などと引き止めずに、どこか安全なところで休憩するよう促した方が良いでしょう。

無実の罪に苦しむ!悪い事しそうで心配?

コンビニでお菓子を買って、お釣りが100円多かった事に後で気がついた。そんな程度の事なら「ラッキー」で終わるかもしれません。気持ち悪いから正直に返しに行こうと思うかもしれません。でも、どちらとも思えず、行動もできずに苦しむのが強迫性障害の特徴です。

不用心が既に犯罪?

自分が悪い事をした。そう思うと確かに後味の悪い感じが残ります。ですが、普通は根拠がなければ、それに囚われる事はありません。それに比べて強迫性障害の人は、自分には何の非がなくても強迫観念が襲いかかると、途端に犯罪を犯してしまったような不安に苛まれ始めます。

コンビニに入った。仕事帰りだったので、大きなバッグを持っていた。もしかしたら万引き犯と間違われているかもしれない。本物の万引きがあったら、大きなバッグを持ってウロウロしていた自分が疑われるに違いない。そう言えば、あの売り場で買うかどうかで悩んだ。

あの行動がカメラに映っていたら、絶対に万引き犯だと思うに違いない。大きなバッグを持ってコンビニに入ってしまった事で、自分の中では、ここまで大きな有り得ない事件に発展してしまいます。

買い物は危険だらけ

しかし、あり得ない事だと自分で打ち消す事はできません。仕方がないので、コンビニに行って、自分が行った時間に万引きはなかったかを確認して、あったとしても自分が犯人ではない事を伝えておいた方が良いのだろうか?そこまで伝えなくても、万引きがあったかどうかだけでも確認してみようか?

そんな時に更に凶悪な強迫観念が入って来ることがあります。もしかしたら、万引き犯は、万引きをしている所を自分に見られたと思って口封じに来るかもしれない。殺されてしまう?いや、抵抗しているうちに誤って自分が相手を殺してしまうかもしれない。

もう顔を見られる恐れがある、あのコンビニ周辺に近づくのは止めよう。などネガティブな思考は止まりません。その思考に囚われて、実際にコンビニに行けなくなってしまう事もよくあります。

何をするか分からない!衝動的な行動の予感?

あまりに腹が立った、すごく混乱してしまった。そんな状況を例えて「何をするか分からない!」などと表現する事があります。しかし、何の根拠もなく不意に「何をするか分からない」と怖くなってしまうのは、強迫性障害の兆候なのかもしれません。

反社会的な強迫観念

「何をするか分からない」という不安は、とにかく漠然としすぎていて、わかりにくいため、強迫性障害の人が抱きがちな「何をするか分からない不安」の例を5つリストにまとめました。

    <加害恐怖「何をするか分からない」の具体例5つ>

  • カッターを見た瞬間、そのカッターで通りすがりの人を切りつけてしまうかもしれないという不安
  • 向こうから走って来る大型トラックが見えたので前を歩いている子どもを突き飛ばしてしまうかもしれない不安
  • 満員電車の中で突然、自分が服を脱ぎ始めて全裸になってしまうのではないかという不安
  • コンビニでおでんを買おうと思って見ていたら、店員さんの顔に熱いおでんつゆをかけてしまいそうな不安
  • タバコを吸いながら歩いていたら偶然ガソリンスタンドの前にいて、給油中の車に向かってタバコを投げそうな不安

ほとんどが思考で完結

リストを見ると分かるように、非常に反社会的な行動が多く、もしも自分の頭の中に浮かんで来たことを想像するだけでも、とても不愉快な内容が多くあります。強迫観念に基づいた行為の為に、こんな事を実行されたら、猟奇的な犯罪であふれてしまいます。

しかし、強迫性障害の人は、強迫観念に基づく行為を本当は「やりたくない」と思っている事がほとんどです。ですから、このような犯罪行為であれば尚更「やりたくない」という感情が強くあります。頭の中では怖い事を考えていたとしても、実行はできず苦しむ事の方がほとんどです。

まとめ

強迫症状の一つである加害恐怖という強迫観念についてまとめました。何の根拠もなく、突然自分が誰かを傷つけるに違いないという確信に似た思考が襲いかかって来て、それを振り払おうとしても振り払えない。

しかも振り払おうとすればするほど強くなるそんな状況を想像するだけでも辛く、同情を禁じ得ません。ですが、そんな苦しみから救ってあげようとして、知らず知らずの内に強迫行為の手伝いをさせられている事もあります。

強迫性障害は、誰かが治してくれるものではなく、自分が主体となって治すものです。それを忘れずに適切な距離で見守り支えていく事が何よりの支援だと言えます。

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