適応障害の診断とはどのようなものか?5つの項目チェックで診断!

「適応障害」とは、身の回りの環境に対応できないストレスによって、「精神症状」、「身体症状」、「行動面」に様々な症状が生じてしまう疾患です。環境変化があれば誰にでも多少のストレスを受けますので、ストレス反応として若干の心身の不調が現れるのは、正常な生理反応であって適応障害ではありません。

適応障害のような精神疾患の診断は、身体の病気のように検査で客観的に診断できるものではないため、現在どのような方法で診断が行われているかについて説明します。

適応障害の診断の特徴とは?症状ではなく経過を重視!

適応障害の診断には、うつ病など他の精神疾患の診断とは異なった特徴があります。

除外診断が特徴!

適応障害の診断は、他の精神疾患ではないことを確認する「除外診断」であるという点が、他の精神疾患と異なっています。他の精神疾患やストレス関連障害、強大なストレスによるPTSDに分類されず、残ったものが適応障害となっています。

    <除外される疾患や条件>

  • 統合失調症、うつ病、不安障害などの他の精神疾患の診断基準を満たす場合
  • ストレッサーが生死に関わるような強いと認められる場合、PTSDなど他の疾患に分類
  • 定型的なストレス関連障害の素因がないと認められる場合

環境変化と症状経過を重視!

症状と経過の特徴として、日常的範囲のストレス症状が出た後、1~3か月程度の比較的短期間で、「精神症状」、「身体症状」、「問題行動」が現れ、学業や仕事などの社会的機能に支障をおよぼしていますが、ストレッサーの消失または離脱により、症状は比較的速やかに消失する傾向があります。

適応障害とは、ストレッサーと因果関係が明らかで、他の精神疾患や定型的なストレス関連障害の素因がなく、比較的軽度な症状に留まるもので、「症状が環境によってどのように変化していくか」という症状の経過が診断の対象となっています。

検査では見つけにくい疾患!診察の手順とは?

精神疾患の多くは、血液検査や画像検査などでは異常が認められないことがほとんどです。そのため診察では、本人からの症状や経緯などについて問診が重要となっています。

まずは診察所見から!

医師が自分の感覚で勝手に適応障害と診断してしまうと、診断にバラツキが生じてしまうため、診断基準が作れています。ただし、適応障害などの精神疾患の場合、診断基準による診察の前に「診察所見」が検討されています。

診察所見のポイントとは?

適応障害の場合は、「周囲の困難な環境に適応しようとしても適応できないということの有無」が重要視されます。診察所見を通じて、診断基準に基づく診察が必要と判断された場合に、具体的な診断が行われます。

具体的には、次のようなポイントが検討されています。

    <診察所見のポイント>

  • 現れている症状が、ストレッサーに対して適応に失敗を起因として起きているものかどうか?
  • 原因とされるストレッサーが消失によって、現れている症状が確実になくなるか?
  • 本人が原因となるストレッサーに適応するための努力を充分に行っていると認められるか?
  • 本人が別の環境に移ることができれば、比較的短期間に本人に現れる症状が消失するか?

2つの診断基準とは?広く用いられるDSM!

適応障害の診断をする際には、「DSM-IV(米国精神医学会)」と「IDC-10(WHO)」の2つの診断基準がありますが、どちらも内容に大きな違いはありません。「DSM-IVーTR(適応障害の診断基準)」の方は、世界各国で広く用いられており、様々な医療機関でも、この診断基準を採用することが多くみられます。

DSMの5つの診断項目!

米国精神医学会のDSM-IVーTR(適応障害の診断基準)では、以下のA~Eまでの5項目によって診断しています。

    <5つの診断項目>

  • A:はっきりと確認できるストレス因子に反応して、そのストレス因子の始まりから3か月以内に情動面又は行動面の症状が出現
  • B:これらの症状や行動は臨床的に著しく、それは以下のどちらかによって裏付けられる
    • そのストレス因子に暴露されたときに予測されるものをはるかに超えた苦痛
    • 社会的又は職業的(学業上の)機能の著しい障害
  • C:ストレス関連性障害は他の特定のⅠ軸障害の基準を満たしていないし、既に存在しているⅠ軸障害又はⅡ軸障害の単なる悪化でもない
  • D:症状は、死別反応を示すものではない
  • E:そのストレス因子(又はその結果)がひとたび終結すると、症状がその後さらに6か月以上続くことはない
    <障害分類の補足>

  • Ⅰ軸障害:臨床疾患、ないしは臨床的関与となりえる他の状態。パーソナリティー障害および知的障害を除く14個の障害概念がここに含まれる。
  • Ⅱ軸障害:パーソナリティー障害および知的障害
  • Ⅲ軸障害:体の病気
  • Ⅳ軸障害:心理社会的・環境問題の視点
  • Ⅴ軸障害:機能

診断基準は解釈幅が広い!広く診断される理由とは?

適応障害の診断名は、精神疾患を診断する上で割と多くのケースで使用されています。

ストレス関連の疾患は多い!

適応障害は実際の臨床現場では、広く診断されることが多くみられています。これは、適応障害診断基準には曖昧さがあり、広く解釈できる点にあります。また、ストレスは全ての病気の悪化要因であり、発症の発端でもあります。ストレスと病気の因果関係を広く解釈すれば、どのような病気でも適応障害と診断されることになります。

受け入れやすい診断名!

診断名が広く使用されている一つの理由は、精神疾患は「一回の診察では断定が困難」であることが多い点にあります。二つ目の理由は、本当の診断名を伝えることが、「社会でのネガティブなイメージ」や「本人が病気を受け止められない」などによって、治療に悪影響を及ぼすことがあるためです。

ストレスと精神疾患および身体疾患の関係性は、割と広く認識されているため、ストレスに対する適応障害との診断名は、本人のネカティブを感じさせず納得を得やすくなっています。

少しずつ症状と本人の心の状況を探りながら、本当の病名を伝えることできるため、適応障害というのは診断名として便利に使用されています。

適応障害と診断されたら?治療の目的とは?

適応障害と診断されたら、症状の改善のために治療、「ストレッサーを明確にしてそれを解決する」という治療法を行う必要があります。

一番の目的はストレス対策!

適応障害の治療の一番の目的は、ストレス要因の除去およびストレスへの適応力と耐性を身に着けることにあります。具体的な治療方法は、「薬物療法」、「心理療法」、「環境調整」の3つになります。

    <適応障害の治療法>

  • 心理療法:認知行動療法やカウンセリングによって、適応能力やストレス処理能力を高めていく
  • 薬物療法:主な目的は症状への対処療法。情緒面、行動面での症状を緩和し、心理療法などの効果を高める
  • 環境調整:ストレスの原因を確定し周囲のサポート体制構築によって周囲の環境を整えて適応しやすい状況に変える

まとめ

適応障害は、原因となるストレッサーが明確であるため、それが解消できれば症状の改善が期待できる疾患です。しかし、社会的都合や経済的都合などによって、自力でストレッサーを排除することは困難な現状です。そのため、まずは自分のストレス状態を認め、家族や職場の上司、同僚など周囲にも今の状況を伝え、周囲の協力も得られるようにすることが大切です。

「適応障害かも?」と感じたら、早めに専門の医療機関を受診するか保健センターに相談するなどの対処が必要です。それが、自分自身の苦痛を抑えるだけでなく周囲への影響を最小限にとどめる最良の手段であると認識しましょう。

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