うつ病に認知療法は有効なの?「認知療法」のメカニズムと実際について

うつ病とは様々な世代に急激に増えてきている心の病気です。うつ病だと思ったら、早めに対処することが重要となります。

対処方法の中に、認知療法という治療方法がありますが、認知療法とはどういうものなのでしょうか?

人の感情や行動を左右する「認知」とは?

人は周囲や自分の状態を考え、判断しながら生活しています。これを認知と言いますが、このような認知は人の感情にも大きな影響を与えます。

例えば、大切なものを失ったと思えば悲しくなり、自分が対処できない危険が迫っていると考えると不安が生じます。また、不当な仕打ちをされたと思えば怒りや憤りが生じ、有益なことが起こったと考えたら嬉しくなります。

認知には、2つのレベル、すなわち表層である「自動思考」と深層である「スキーマ」というものがあります。自動思考とはある状況で自然に湧き上がる思考内容ですが、スキーマこのような自動思考に影響を与えるその人の基本的な認知傾向であり、人柄や環境によって作られます。

物事のポジティブな面に注目する人と、ネガティブな面に注目する人がいることを考えると分かりやすいです。

なぜうつ病に認知療法が効果的なのか?

こうした自動思考やスキーマは通常判断と生活を助ける適応的なはたらきをしています。ですが、強いストレス状態に置かれたとき、あるいはスキーマが極端にかたよった状態であるときなどに認知の歪みが生じます。

例えば、その時の感情によって物事を判断したり、悪いことが起こったときに自分が悪いと何でも自分を責めたりといった状態のことです。

認知療法は、このような認知の歪みに注目し、現実に沿った判断ができるように、認知を修正しようとする治療方法です。この療法は現在最も注目され、今後の展開の可能性の大きな治療法であり、すでにうつ病をはじめとする様々な精神障害および心身症などに対して有効であることが知られています。

認知療法はどのような過程を経て行われるのか?

認知療法の実際は、認知の歪みの明確化・修正・スキーマの修正を行うことを治療目標として実施されています。

認知の歪みの明確化では、うつ病患者との話し合いの中で、どのような認知の歪みが働いているか、それがうつ病患者の感情や行動にどのように関係しているかを明らかにして、認知の歪みを修正するために実際の方法を相談します。

具体的な問題がはっきりしたら、認知の歪みにさらに焦点をしぼって治療を進めます。実際には、うつ病患者が自分の認知の歪みに気づき、それを改め、より適応的で楽な考え方をすることができるように話し合います。さらに、うつ病患者が認知の歪みを修正する練習も必要です。

このように、自動思考の検討を続けていくと、その患者に特有の考え方の傾向が明らかになります。例えば、「自分はダメな人間だ」「他人は信用できない」といった思い込みです。

認知の歪みの修正が進むと、先ほど述べた考え方の傾向も変化していくことが多く、うつ病改善に有効なのです。

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