社会不安障害を徹底克服する!認知療法のアプローチについて

SAD(社会不安障害)は社会恐怖症、あがり症とも呼ばれる精神疾患です。人前で行動をする事が苦手で思った様に発言・行動が取れなくなり、苦手意識が膨らんでいきます。

それを「また緊張してしまった」と軽く済ませる事ができるなら良いのですが「もう駄目だ」「うまくいきっこない」「失敗するに決まっている」と自己否定の感情が入ってしまい、社会生活に支障をきたしてしまう事があります。

認知療法はそういった重症化した社会不安障害に対して高い効果を発揮する優れた治療法です。ここでは社会不安障害に対する認知療法のアプローチ法について紹介していきます。

こうして取り組む!社会不安障害と認知療法

社会不安障害に対する認知療法のアプローチは主に以下の通りとなります。順番はありますが状況によって修正も可能ですので柔軟性のある対応が可能となります。

    <社会不安障害への認知療法アプローチ法>

  • アセスメント面接
  • 認知モデルの形成
  • 自己イメージの修正
  • 行動実験
  • 世論調査

学び・知り・行動で気付く

社会不安障害の認知療法も他の疾患に対するアプローチと同じく「学び」「知り」「行動する」事で気付いていく事が重要となります。自分で気付く事が必要なのです。

他人から何を言われても「自分の考えが正しいのだ」と考えてしまうのが社会不安障害を持っている患者の心理です。ですので外からではなく内側から気付くきっかけ作りが大切になります。

まず知る事から始める!アセスメント面接

社会不安障害に対する認知療法の第一歩は「話し合いと理解」です。担当医師は自分の患者の情報をしっかり理解し、患者は担当医師に自分自身を嘘偽りなく話す事で信頼関係を構築していきます。話し合う項目は多岐に渡ります

主訴となる出来事と症状

まず話し合うべきは主訴についてです。何がきっかけとなりどの様な症状が出ているのか。今まではどう対処していたのかなどをしっかりと共有する事が大切です。

現在の生活について

今はどのような生活環境で暮らしているのか?家族構成は?仕事は何をしているのか?何時間勤務なのか?職場の人間関係はどうか?などの身の回りについての情報も治療においては重要なポイントです。

自分の頭を見える化!認知モデルの形成

患者が持つ歪んだ認知を明らかにしていく段階です。どのような認知の歪みを持ち、それがどのような思考プロセスや安全行動を呼び起こしているかを確認していきます。

コラム法によるスキーマの形成

認知モデルの形成にはコラム法がとても有効です。コラム数を減らした負担の軽いシートを使って自動思考とその根拠、合理的思考などを書き出していきます。

コラム法の他にも「損益比較表」や「最高と最悪シート」等を絡めて自分自身の頭の中にある思考プロセスを浮き彫りにしていくのも効果的です。

頭の勘違いとさよなら!自己イメージの修正

セッション中のロールプレイを録画しておき、それを後で確認する事で自己イメージの修正を図ります。対象が自分自身の為に自己イメージの歪みを受け入れやすくなります。

想像と違う自分がいる

自分自身の映った動画を検証する事はとてもインパクトの強い出来事となります。自分のイメージしていた姿と違う自分がそこにいた。それは自己イメージが間違っていたという事を自分自身が見せつけたという事にほかなりません。

実際に行動して検証する!認知療法の行動実験

実際に行動に移して「想像」と「実際」を検証していく段階です。必ず行動前に「予想」を書きだし、行動後に検証をする必要があります。

想像と現実を突き合わせる

自己イメージの修正は自分自身に対する想像と現実の突合せでしたが、今度は社会や他社に対する想像と現実の突合せとなります。検証範囲が広がったイメージです。

予想が覆り認知が修正される

想像と現実の差を感じた時に、自身の認知の歪みに気付く事ができます。後は様々な場所に置いて検証を重ねて認知を上書きしていく事が大切です。

皆の頭の中を覗き込む!認知療法の世論調査

想像と現実が一致しない場合は認知の歪みに気付きやすいですが、想像と現実が一致した場合もまた認知の歪みに気付くきっかけとなります。現実が一致しても他者の評価が一致していないからです。

家族や友達に協力してもらう

この世論調査は他人の頭の中を覗き込むアプローチとなります。その方法が「世論調査」という質問票です。患者が「最悪の事態だ」と感じている事への認識や評価を書いてもらう事で成立します。

世論調査の内容は基本的に何でも構いません。数値化であっても記入式であっても「本人の評価・価値づけ」がなされているものであれば大丈夫です。

皆はそこまで考えていない

世論調査の結果、自分が思っている程に周囲は深刻に考えていない事が明らかになります。最悪の事態と思っていたのは自分だけだった。その事実に気付けると世界は広がります。

社会不安障害は克服できる!認知療法で解決しよう

重症化、トラウマ化してしまうと学校に通えない、人前で話せない、会社に出れないなど社会生活に大きな影響を及ぼしてしまう社会不安障害ですが、改善するときはアッサリ改善する事も多いものです。

歪んだ認知は自分一人で解決するのは非常に困難ですが、第三者の助けを借りればそれほど難しくはありません。より多くの価値観に触れる機会を得るからです。

初めの一歩は勇気がいりますが、その後は徐々に世界が広くなっていくのを実感できるでしょう。それが認知療法の効果です。

うつ病の辛さから解放されたいあなたへ

「うつ病」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

私は認知療法を取り入れることで、うつを克服することが出来ました。また、認知療法でうつを克服した人は多くいます。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ