仕事が原因で適応障害に~他人事だと思っている人ほど注意を!

適応障害は、原因となるストレスに耐えきれなくなって発症する病気です。そして、月並みな表現ですが、現代社会はストレス社会と言われます。

更に言えば、現代社会における「ストレス」の代表格は仕事です。仕事をしていて、一度もイライラしたり、緊張したことがないという人はまずいないでしょう。

ということはすなわち、現代に生きる人間なら誰しも、適応障害に関わるリスクを背負っていると言えます。そこで今回は、仕事における適応障害について、発症しやすい人、発症しやすい職場の特徴から、発症した場合の対処法まで、広く俯瞰していきます。

仕事における適応障害とは?代表的な症状について知ろう

まずはじめに、仕事における適応障害とはどのようなものなのかについて、ここでは、その代表的な症状について説明していきます。

適応障害に罹るとどうなるか

適応障害を発症した場合、その症状は精神面・身体面・行動面と多岐に渡ります。どんな症状が出るかは人それぞれですが、ポイントは「通常レベルを超える苦痛を感じる」「健全な社会生活を送ることができない」という点です。

仕事に関して言い換えれば、仕事を通して与えられる苦痛が尋常でなく、それに耐えかねて会社などに行くことが出来なくなるレベルにまで達してしまうのが適応障害です。

「不安・抑うつ」と「身体症状」

多岐に渡る症状が特徴の適応障害ですが、仕事における適応障害の症状として代表的なものを挙げるとすれば、「不安・抑うつ」と「身体症状」が挙げられます。

はっきり言って、これらの症状自体は何も珍しくありません。仕事をしていれば、不安になったり憂うつになったり、緊張で胃がキリキリ痛んだりするなどということは誰にでもあります。ただし適応障害の場合は、繰り返しになりますが、それが会社などに行けなくなるほどのレベルに達してしまうのです。

適応障害になりやすい人って?キーワードは「極端」

この章では、仕事において適応障害を発症しやすい人物特性と、それを解消するための考え方にはどのようなものがあるかについて説明していきます。

極端な考え方が適応障害を生みやすくする

しばしば、うつ病や適応障害をはじめとした精神疾患は、「真面目な人ほどなりやすい」と言われます。しかしこれは厳密には少し異なります。

仕事というものは、たいていの人は真面目にするものです。仮に真面目な人ほどなりやすいのならば、日本人のほとんどが精神疾患に罹ってしまいます。

実際はそうではありません。「極端に」真面目な人が適応障害に罹りやすいのです。仕事中は一瞬の隙も見せてはいけないと常に気を張っている人。「これはこうすべき」「あれはああすべき」と常に「すべき」思考で仕事をしている人。常に満点の成果を求める人。

もちろん、仕事ですから、ある程度真面目に行うのは当然ではあります。が、度を過ぎると気づかないうちに当人にどんどん重圧がかかります。そして、それがミスや失敗などで思い通りにいかなくなったとき、ついに重圧に押しつぶされて心を病んでしまうのです。

良い意味で「遊び」を作れる人になる

工学の分野では「遊び」というものがあります。この遊びは一般的な遊びとは少し意味が異なり、一種の「安全装置」という意味があります。よく出される例は自動車のブレーキです。

自動車のブレーキペダルには遊びがあります。この遊びは、意図しない些細な動作で急ブレーキにならないよう、ちょっとペダルに触れた程度ではブレーキがいきなり動作しないように設けられています。これがなければ、自動車の運転手はどんな些細な動作も許されず、多大なストレスを強いられることでしょう。

この「遊び」を、仕事に取り組む上でも設けてみましょう、という話です。

仕事中でも、隙を見せてもよい場面はあります。「すべき」ではなく、「であれば理想的」という余裕を持った考えに切り替えることはできないでしょうか。「満点」というのは主観的な基準でしかありません。それにこだわる必要が本当にあるのでしょうか。

極端に真面目な人が読んだら怒ってしまいそうな緩い提案ですが、そのような方にはこう言うとよいでしょう。極端な思考が原因で会社にいけなくなってしまったら、遊びのある思考が元で失われる(と思っている)損失の何倍も損することになりますよ、それは本意ではないはずですと。

こんな職場が適応障害を生む!危うい職場の特徴3選

さて、この章では職場側に焦点を当て、適応障害を生み出しやすい職場とはどのような職場なのか、代表的な例を3つ述べていきます。

働く人の自尊心を尊重しない職場

これは危うい職場の典型とも言えるもので、例えば、ミスや失敗をした社員に対して他の社員がいる中で大声で叱責しつるし上げたりするような職場です。

当該社員の自尊心はひどく傷つきます。もしこの社員が前述したような真面目すぎるタイプの人間であれば、心を病んでしまう可能性は非常に高いです。

もちろん、ミスや失敗を見過ごせというわけではありません。しかるべきペナルティを与えなければいけないこともあるでしょう。しかしどんな場合でも、自尊心を傷つけるようなやり方をとってはいけません。

ドライすぎる職場

最近は飲み会や慰安旅行などのレクリエーション活動をあまりしない職場が多くなっています。個々人のライフスタイルが尊重される時代ですから、ある種時代の流れとも言えます。

ただし、それが行き過ぎてしまって、困ったときに気軽に相談したり、本音で話す相手が誰もいないような職場になっていると、それは危険です。

適応障害に関わらず心の病気は、医師やカウンセラーなどの専門家でない人であっても、話をきいてあげることで、発症の可能性は低くできます。

仕事にはトラブルや悩みがつきものです。昔のような飲み会や旅行を開催しなくても構いませんが、悩みを抱える人を孤立させるような職場ではいけません。

先行きが暗く閉塞感のある職場

これは、景気など外的要因が大きく影響するため、個人レベルの努力では防ぎようがないケースではありますが、やはりこのような職場では残業等も増え、人間関係もぴりぴりしがちなため、適応障害を生みやすい職場と言わざるを得ません。

かといって、実際に適応障害を生み出してしまっては負の連鎖に陥ってしまいます。職場全体が一体となって、閉塞感を打破する必要があるでしょう。

もし適応障害に罹ってしまったらどうする?対処法について解説

この章では、もし自分が適応障害に罹ってしまったらどうすればよいのか、時系列に沿って大まかな流れを4つ、簡潔に説明していきます。

    <適応障害に罹った場合の対処法>

  • ①休職の手続きを行い療養する
  • ②主治医の指示に従い適切な治療を受ける
  • ③職場に待遇改善を要請する
  • ④これまでの経過を踏まえて復職・転職・退職を行う

まずは速やかに①を行いましょう。休職など長期療養と聞くとためらう方がいますが、適応障害は現状のまま放置して治る病気ではありません。自分のためはもちろん、職場のためにもきちんと休みをとりましょう。

療養体制が整ったら②により適切な治療を受けましょう。投薬、カウンセリング、その他様々な治療法があります。ここでは詳細は述べませんが、主治医の指示に従い適切な治療を受けてください。

①、②を経て体調がよくなってきたら、③により職場へ待遇改善を要請しましょう。これは仕事の負荷軽減や配置転換などを職場に要請することで、「職場を自分に適応させる」行動です。

最後に①~③を踏まえ、復職・転職・退職の決断を行います。ここで注意して欲しいのが、①~③の結果を十分に踏まえたうえで決断するということです。決して④から始めるようなことのないようにしてください。

もし部下が適応障害に罹ってしまったらどうする?上司がとるべき対処法

この章では立場を変え、自分が上司である場合、部下が適応障害に罹ってしまったらどうすればよいか、その対処法について述べていきます。

産業医・産業カウンセラーとの面談を行う

部下が適応障害で休職するとなった場合、上司の立場であれば、職場側でどう配慮すれば部下が元気になって復帰できるかを最優先に考える必要があります。

その最初のステップが産業医・産業カウンセラーとの面談です。産業医や産業カウンセラーは職場の環境を部下がかかっている主治医よりよく知っています。したがって、職場側で何かしらの配慮をする場合は、必ず産業医・産業カウンセラーと面談を行い、部下の状態に合った配慮を考えていく必要があります。

それを踏まえ、自身が職務分担や配置転換の決定権を持っているならばそれを行使して、部下が安心して復帰できるような体制を整えてください。

部下とのコミュニケーションを密に

ここで言う部下とは、適応障害を発症した部下だけを言うのではありません。今現在普通に働いている他の部下についてもコミュニケーションを密にしてください。

なぜ、普通に働いている部下についてのコミュニケーションを重視するのかと言えば、適応障害で休職した者が現れたことにより、彼らの負担が現に大きくなっているからです。

このような場面で、病気になった部下だけに目を向けていると、組織全体の士気が下がってしまいます。最悪、更なる精神疾患を生むことにもなりかねません。

そのようなことのないよう、現在頑張ってくれている部下たちをぜひ労ってください。もちろん、病気にかかった部下を労るのは当然です。

まとめ

今回は、仕事における適応障害をテーマに、その症状から対処法まで広く俯瞰して説明してきました。「他人事だと思っている人ほど注意を」と題したのは、単純に「あなたも適応障害になる可能性がある」ことだけを言っているのではありません。

身近な同僚が適応障害に罹ってしまい、その影響を間接的に受けたり、部下が適応障害に罹ってしまい、その対応をしなければならないことなども全て含めたものです。

働く人ひとりひとりが当事者意識を持つこと。それが、仕事から適応障害をなくす一番の対処法です。

自分が適応障害に罹ってしまったとき、また、自分の同僚や部下が適応障害に罹ってしまったとき、この記事を思い出していただければ幸いです。

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