境界性パーソナリティ障害とは?意欲と信頼の2つが克服へ導く!

パーソナリティ障害とは、思考や行動パターンに偏りがあることにより対人関係にトラブルを引き起こしてしまう精神疾患です。その中の一つの「境界性パーソナリティ障害」は、症状が「神経症(強いイライラ感)」と「統合失調症(現実が冷静に認識できない)」の2つの精神疾患の境界にあることに由来しています。

境界性パーソナリティ障害が抱えている問題とは、どのようなものなのかについて説明します。

何が症状を引き起こす?どんな症状が現れるか?

境界性パーソナリティ障害は、神経症と統合失調症の症状を併せ持つ疾患で、自己イメージの不安定さと思考や感情の起伏が激しい特性を見せます。

根底に存在する特性とは?

境界性パーソナリティ障害の根底には、大きく3つの特性が存在しており、それがさまざまな症状を引き起こしています。

    <代表的な3つの特性>

  • 曖昧な自己同一性(アイデンティティ):自分と他者の区別があいまいで他人の影響を受けやすい。自己イメージが混乱しはっきりしていない。
  • 見捨てられることへの極度の恐れ:信頼している他者への強い依存性から、常に嫌われることや見放されることに不安を感じている。
  • 不安定な感情と行動の自己抑制:強い不安とアイデンティティの混乱により、感情の起伏が激しく、衝動的な行動に走り易い。

症状に現れる特徴とは?

境界性パーソナリティ障害に現れる主な症状には、以下のような特徴がみられます。

    <主な症状の特徴>

  • 常に「人に見捨てられる」といった不安を抱いている
  • 感情のコントロールが不安定
  • ささいなことで癇癪を起す。激情しやすくまた傷つきやすい
  • 衝動的な行動
  • 自己破壊行為(薬物やアルコールなどへの依存)
  • 自傷行為や自殺をほのめかし
  • 一時的な解離症状

発症し易い傾向とは?最近の研究結果では?

境界性パーソナリティ障害は、思春期から成人早期の若い女性に多くみられるなど、発症傾向についてのさまざまな研究結果が報告されています。

比較的身近な疾患だった?

さまざまな調査結果から、境界性パーソナリティ障害は珍しい疾患ではなく、自分自身が発症しなくても、家族や友人、同僚などが発症するあるいは発症している可能性があり、思っているより身近な疾患と言えます。

    <破傷傾向の研究結果>

  • 発生頻度:米国調査5.9%、英国調査(11歳)3.2%
  • 一般人口の2%、精神疾患患者の約11%、精神科入院患者の19%に境界性パーソナリティ障害が認められる(米国調査)
  • 18~30歳の女性のうつ病患者のうち、55%が境界性パーソナリティ障害
  • 境界性パーソナリティ障害の男女比1:4で女性に多い
  • 自殺企図による受診者のうち、56%が境界性パーソナリティ障害
  • 高齢者になるほど少なく、地方より都市部に多い

診断基準に基づき診断!9項目の診断基準とは?

境界性パーソナリティ障害の診断は、医療機関によって異なりますが、主にWHOの「ICD-10」や米国精神医学会の「DSM-5」の診断基準に基づいて行われています。

該当する項目数で診断!

DSM-5の診断基準では、9項目のうち5項目以上が該当する場合、境界性パーソナリティ障害である可能性が高いとされています。

    <DSM-5診断基準(要約)>

  • 現実や想像の中で、見捨てられることを避けようとするなりふり構わない行動を現す
  • 好きか嫌いか両極端を揺れ動き、不安定で激しい対人関係
  • 明らかで持続的に不安定な自己イメージまたは自己意識(同一性の混乱)
  • 2つ以上の領域にわたる薬物依存や過食などの自己破壊行為(自殺企図、自傷行為を除く)
  • 自殺企図、ほのめかし、自傷行為の繰り返し
  • 明らかな気分反応性による感情の不安定性
  • 慢性的な空虚感
  • 不適切な激しい怒りや癇癪、怒りの自己抑制が困難
  • 一過性の妄想または解離症状

治療に必要なものは2つ!意欲と信頼関係!

境界性パーソナリティ障害の治療方法は、強い精神症状を緩和する「薬物療法」とカウンセリングや認知行動療法などの「精神療法」の2つを並行して行っていきます。

有効な精神療法とは?

精神療法は、医師やカウンセラーと協力して偏った思考に働きかけ、新しい柔軟な思考を促していく治療法で、即効性はありませんが有効性の高い治療方法です。

    <主な精神療法>

  • 認知行動療法:自分の思考のクセを客観的に観察することで把握し、その対処方法を検討し、実際に行動しながら自分の心のコントロールを身に着ける治療方法。
  • 弁証法的行動療法:「苦悩耐性スキル」「自分を受け入れるスキル」「感情調整スキル」「対人関係スキル」の4つのスキルを身に着けることで、思考や感情のコントロールを目的とした治療方法。(ただし欧米中心で、日本ではまだ少ない)

薬物療法の目的とは?

境界性パーソナリティ障害の根本的治療薬は存在していないため、激しい衝動性や怒りの抑制を目的とした対処療法として、薬剤が処方されています。

境界性パーソナリティ障害の治療には長期間を要するため、「本人の治療への強い意欲」と「治療者や周囲との信頼関係」が重要となっています。

接し方のポイントとは?ますは相談しよう!

境界性パーソナリティ障害の方は、常に不安と恐怖を抱えており、その行動や言動が周囲を巻き込んでしまっています。しかし、それは自分の心を守るための防衛本能であり、周囲への自己表現の一つであると理解することが大切です。

決して一人で悩まない!


界性パーソナリティ障害の方と接する上で重要なことは、決して一人で抱え込まないことです。感情的にならず接していこうとするほど、振り回され周囲の方が疲弊してしまします。

境界性パーソナリティ障害の方への対応は長期に及ぶため、専門家に相談しアドバイスを受け、適切な距離感や無理のない接し方を学ぶことが大切です。

公的支援機関の活用を!

境界性パーソナリティ障害の診断や治療は、精神科や心療内科になりますが、精神科の受診に抵抗を覚える方は少なくなく、まして患者本人でもないので余計に敷居が高くなっています。

境界性パーソナリティ障害をはじめとする精神疾患の多くは、何をどのように相談すれば良いかすら難しいものです。そのような場合、公共の支援機関に相談することをお勧めします。本人以外の相談も受け付けており、医療機関の紹介だけでなくさまざまな指導やアドバイスを受けることができます。

    <公的支援機関>

  • 精神保健福祉センタ(各都道府県および政令指定都市)
  • 保健所または保険センタ(各市町村)

まとめ

境界性パーソナリティ障害をはじめパーソナリティ障害は、従来「人格障害」と呼ばれ、「人格や性格の問題だから治らない」などの誤解が生じていました。人格や性格と言ったパーソナリティは不変なのもではなく、過去の経験の積み重ねによって徐々に形成され、これからの体験や環境によって常に変化していくものです。

つまり、境界性パーソナリティ障害は、適切な治療や対応によって克服可能な疾患であることを示しています。

長期間支えていくことは簡単ではありませんが、支援機関や医療機関のサポートやアドバイスを活用しながら、根気強く無理のない範囲で支えていきましょう。

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