うつの治療法、認知療法はどんな治療?治療のポイント「認知のゆがみ」とは?

うつ病の対策の第一歩は、自分自身で異常に気づくことです。自分がこのような病気だと認めたくはないものですが、早期に発見し適切な対処を行わないと取り返しのつかない事態になることもあります。

うつ病に気づくための変化と、治療法として注目を浴びている「認知行動療法」について説明したいと思います。

うつだと気づく変化とは何?見逃したくない「いつもと違う自分」

厚生労働省は「うつ対策推進方策マニュアル」に「自分が気づく変化」として以下の点を挙げています。

  • 悲しい、憂鬱な気分、沈んだ気分
  • 何ごとにも興味がわかず、楽しくない
  • 疲れやすく、元気がない(だるい)
  • 気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
  • 寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
  • 食欲がなくなる⑦人に会いたくなくなる
  • 夕方より、朝方のほうが気分、体調が悪い
  • 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
  • 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
  • 自分を責め、自分は価値がないと感じる

などです。

それは本当にうつ?基準になるのは「自分自身」

もちろん上記の症状が一部あるからと言って「うつ」だというわけではありません。少しくらいの落ち込みは誰にでもあるもの。「いつもと違う自分に気づく」ためには「自分自身を基準に考える」ことが大切になってきます。

一般的には「いつもと違う」と感じる状態が2週間続くようなら専門家に相談するなどの実際の対処が必要になると言われています。逆に「うつ」であっても上記に示した以外の症状を表す場合もあり、程度にも個人差があります。

認知行動療法って何?どうやって治療するの?

認知(ものの受け取り方や考え方)に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、自分自身を問題を解決できないこころの状態に追い込んでいくのですが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます

具体的にいうと、通常は定期的に行われている「自分が置かれている状況を絶えず主観的に判断する」ということができなくなる、いわゆる「認知のゆがみ」が生じます。

そのため、抑うつ感や不安感が強まり、非適応的な行動が強まり、さらに認知のゆがみが引き起こされるという悪循環をおこしているのが精神疾患です。その状態を改善するのがこの治療です。

悲観的になりすぎず、かといって楽観的にもなりすぎず、地に足のついた現実的でしなやかな考え方をして、いま現在の問題に対処していけるように手助けします。多くの精神疾患に効果があることが実証されて広く使われるようになってきました。

また、「自動思考」と呼ばれる、気持ちが大きく動揺したりつらくなったりしたときに患者の頭に浮かんでいた考えに目を向けて、それがどの程度現実と食い違っているかを検証し、思考のバランスをとっていく方法も用いられます。

それによって問題解決を助けるようにしていくのですが、こうした作業が効果を上げるためには、面接場面はもちろん、ホームワークを用いて日常生活のなかで行うことが不可欠です。

認知行動療法で言われる認知のゆがみって何?

「認知のゆがみ」といわれるものには以下のようなものあります。

  • 全か無か思考(物事を見るときに「白か黒か」という両極端の見方をしてしまうことです)
  • マイナス思考(単によいことを無視するだけでなく、何でもないことやよい出来事を、悪い出来事にすり替えてしまうことです)
  • 過度の一般化(少しよくない出来事があると「いつも決まってこうだ」「うまくいったためしがない」などと考えることです)
  • すべき思考(常に「~すべき」「~すべきでない」にとらわれ、その基準に合わせようとして自分自身を追い詰めることです)

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私は認知療法を取り入れることで、うつを克服することが出来ました。また、認知療法でうつを克服した人は多くいます。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。

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