解離性障害と離人症との関係とは?8割以上に離人症状がみられる!

「離人感」や「非現実感」は、自分が自分ではない感覚や自分自身を俯瞰で見ているような感覚であり、誰にでも一時的に現れることのある感覚です。その感覚が一過性ではなく慢性的に現れてしまい、日常生活や社会生活に支障がでてしまう場合は、治療が必要な「離人性障害(離人症)」となります。

ただし、離人症状は、解離を伴うものと伴わないものがあり、どちらのタイプの症状なのを知ることは、治療を行いためも重要となるため、「離人性障害」とはどのような疾患であるかにつて説明します。

離人症と解離の関係とは?解離の有無で分類!

離人症状は大別すると、「解離現象」の関係性の有無の2つに区別されます。

解離は生存本能の一つ!

解離現象とは、誰にでも備わっている生存本能の一つで、精神的ダメージを低減するため、無意識に機能「記憶、思考、感情、行動」などの一部を停止させ、自分の意識から切り離して防衛するために起こる現象です。

そのため、正常範囲の解離で生活に支障がでないのであれば、治療を行う必要がない身体反応です。

解離の有無で分類される!

解離が関係しない離人症は、うつ病や不安障害などの精神疾患をはじめ脳神経関係疾患、身系疾患との合併として現れ、離人感や非現実感が慢性的に持続します。この場合、原因となっている疾患の治療によって、元の疾患の改善と共に隣人感も解消していきます。

これに対し、解離が関係する離人症状が「解離性障害」に分類されており、解離性障害の80~90%の方に離人症状がみられています。

診断基準における定義とは?離人と人格交代は違う!

アメリカの診断基準「DSM」では、離人性障害を「解離性障害」の分類の一つとされていますが、離人感や非現実感は統合失調症や不安障害など他の疾患でも認められる症状です。

4つの診断基準で定義!

離人性障害を大まかに定義すると、「自分自身が自己の精神または身体から離れ、自己の非現実感や周囲の世界を喪失したような感覚(知覚または体験)」となります。

DSM-Ⅴでは、解離性障害における離人性障害について、以下のように定義されています。

    <DSMにおける定義(概略)>

  • 隣感または非現実感の持続性または反復性が認められる
  • 離人症状の発症中の現実検討能力が、正常に保たれている
  • 離人症状によって、苦痛や社会生活の支障が著しく現れている
  • 離人症状は、物質(薬物等)または他の疾患によるもではなく、他の疾患では説明がつかない

解離性同一障害との違い!

離人性障害の一部の症例では、「解離性同一障害(多重人格)」のような「自分と自分を観察する者」に分離がみられています。ただし、離人性障害では、具体的な人格交代や生活に支障が現れる程の健忘が認められません。この点が、解離性同一障害と区別するポイントになっています。

離人性障害の主な症状とは?世界との感覚に変化!

離人性障害は、いくつかの特徴的な症状がみられ、重症度合に応じて現れる症状に変化していきます。

7つの特徴的な症状とは?

離人性障害の特徴として、次の7つが挙げられますが、必ずしも全ての症状が現れるわけではないと理解する必要があります。

    <特徴的な症状事例>

  • 時間間隔と空間感覚の歪み:時刻感覚の喪失、過去と現在の重複、体感の喪失、アリス症候群
  • 自己感覚の二重化:空虚な自分と傍観する自分の重複感覚
  • 世界と自己の離隔:映像を見るような世界認識、現実感の喪失
  • 世界に近づく過敏:他者の気配に対する強い過敏性
  • 明晰夢または夢のリアル化:日常の非現実感と対照的なリアルな感覚を伴った夢
  • 世界への同調または同化:自他の区別があいまい化、物事への没入による一体化
  • 意識の拡散または虚無化:記憶は残るが現実感は喪失、意識だけ存在し実体感の喪失

症状の3段階の変化とは?

離人性障害は、おおよそ3つの段階にそって症状の変化が現れます。

    <症状程度の変化>

  • 初期段階(軽度):現実感>非現実感、自己の存在は認識しているが、現実感が希薄している感覚
  • 進行期(中程度):現実感≒非現実感、世界感覚のあいまい化、二重化、離隔と過敏の進行
  • 重症期(重度):現実感<非現実感、非現実世界の方がリアル、夢の中や幻想的な状態に取り込まれる

離人性障害の原因とは?治療上の注意点とは?

離人性障害は、他の解離性障害と同様に明確な原因や発症プロセスが明らかになっておらず、根本的な治療方法も確立されていませんが、さまざまな要因が検討されています。

遺伝と環境要素が原因か?

離人性障害の発症要因として、現在、遺伝的要因と環境的要因の2つが複雑に作用し、認知機能に異常が現れているとの見解が主流です。

その人の考え方や性格など認知機能の構築には、遺伝的要素と環境の要素が関わっており、遺伝的気質に加え、幼少期の発達段階においての家族関係(虐待やネグレクトなど)、過度のストレス(トラウマ)が原因として挙げられています。

必要な治療方法とは?

現在行われている治療方法は、効果的な治療薬が存在しないため精神療法を主体として施されています。ただし、離人性障害の方は、発狂恐怖が認められることがあり、恐怖症的となって自傷行為や自殺企図に至ってしまう恐れがあります。そのため、症状の緩和と合併疾患の治療を目的に薬物が用いられるケースもみられます。

第一に優先されるのは、他の解離性障害と同様にストレス環境を排除して、精神疾患全般になりにくい環境の整備が重要であることは間違いありません。

治療は長期化しやすい!自己判断せず適切な受診を!

解離性障害は全般的に治療が長期化する傾向があるため、年単位で根気強く治療に取り組むことが求められます。

他の疾患を見逃さない!

離人症状は、解離性障害以外でもみられるものであるため、診断基準に基づいた適切な判断が必要です。自己判断することなく、解離性障害に詳しい医療機関を探し、他の精神疾患を見逃さないようにすることが大切です。

まとめ

離人感や非現実感は、解離現象と同様に誰にでも起こりうるものでありますが、周囲からはその苦悩が分かりにくいという問題を抱えています。症状を家族や周囲の方に理解ざれず信じてもらえない状況は、自分自身さえ信用できなくなり社会との関わりを遠ざけてしまうことになりかねません。

更に、精神医療において離人症状は良く知られている症状ですが、専門としている医療機関が少ないという問題もあります。

しかし、他の精神疾患と関係していることが少なくない疾患ですので、精神科医による日常生活に対するアドバイスは大切ですので、一人で悩まず早めに受診しましょう。

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