解離性障害の特徴である解離とは?代表的な7つの症状とは?

解離性障害とは、自分自身の「記憶、意識、知覚、アイデンティティ」などが、バラバラになりこれらの感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態となる、精神疾患の一つです。このような状態は、軽くて一時的なものであれば、日常的に健康な人のも現れる症状であり、他の精神疾患とも症状が類似していることも多く、診断の難しい病気です。

解離性障害とは、どのような病気であるか、その特徴について説明します。

解離は防衛本能!治療が必要な状態とは?

病名の解離性障害の「解離」とは、誰でもが体に備わった機能の一つであり、危機や苦痛に直面した時にダメージを低減するため、無意識に機能の一部を停止させ防衛する生存本能です。

正常範囲の解離とは?

解離とは、誰にでも現れる現象であり、日常的に解離という本能を駆使して生活をしています。そのため、正常な範囲の解離と障害とみなされ治療が必要になってしまう解離とを分けて考える必要があります。

    <正常範囲の解離事例>

  • 本来するべき思考や行動が自分の意識から切り離される状態:会議や授業の内容を覚えていないなど
  • 普段の思考と行動が自分の意識から切り離される状態:車を運転すると、乱暴な運転や言葉遣いが変わるなど
  • 物事に没頭し、自分の意識から周囲の存在が切り離される状態:話しかけられても気づかない、電車を乗り過ごすなど
  • 悲しい記憶や気持ちが自分の意識から切り離されている状態:悲しい出来事を一時的に忘れて、楽しい時間を過ごすなど
  • 今行っている行動が自分の意識から切り離されている状態:ペダルをこぐことを意識せず自転車に乗れるなど

解離性障害とは?

ショックな出来事に直面した時に引き起こされる眩暈や失神なども、正常な範囲の解離です。精神的な苦痛から自分を守る防衛反応であり、一時的で慢性的な症状ではないため、解離性障害ではありません。

解離性障害とは、限界を超えてしまう精神的苦痛によって解離症状が慢性化し、日常生活や社会生活に深刻な支障をきたしてしまい治療が必要な場合に障害と判断されます。

知覚や行動に現れる異常!解離性障害の症状とは?

解離障害での解離とは、精神医学においては自分の体験した出来事への「記憶、思考、感情、行動」などの一部を脳が無意識に自分の意識から切り離してしまう現象を指しています。

解離が引き起こす症状とは?

解離が引き起こされた状態では、記憶の一部の亡失や知覚や感情の一部の麻痺などが現れ、通常状態とは異なった新たな知覚や行動が出現することもみられています。解離性障害の代表的な症状には、「とん走、昏迷、健忘」などの異常行動が挙げられています。

ICD-10での症状分類!

世界保健機構(WHO)の診断ガイドライン「ICD-10」では、解離性障害の症状は、次のようなに分類されています。

    <ICD-10の症状分類>

  • 解離性とん走:予期していない時に突然、普通の生活から離れて放浪し、放浪間の記憶がない状態で、「飲酒、認知症、身体疾患による意識障害」などでは説明不能な症状
  • 解離性健忘:ストレスの原因となる出来事の記憶や感情の一部分、もしくは全てを亡失し記憶の想起が不可能になる症状
  • 離人症:自分が自分であるという感覚を喪失し、自分を外から眺めているように現実感が失われる症状
  • 解離性てんかん:てんかんに非常に似た、昏睡状態、身体の動きや感覚の喪失などの症状
  • 解離性昏迷:体を動かすことや会話ができなく症状
  • カタレプシー:体が硬直し、動かなくなる症状

最も深刻な症状とは?統合失調症との違いとは?

解離性障害には他にも特徴的な症状があり、「新たな人格の形成」や「幻聴、幻視」などさまざまな症状が現れることもあります。

他の特徴的な症状とは?

複数の人格をもち、それらの人格が交代で現れる「多重人格障害」は、アメリカ精神医学会の診断ガイドライン「DSM」では、「解離性同一性障害」と呼ばれる極めて特徴的な症状です。解離性同一性障害は、自分から切り離した記憶や感情が裏で成長し、まったく別の人格が現れます。その間の記憶がない場合が多く、日常生活に支障をきたす最も深刻な症状です。

また、極度のストレスに置かれた時に、一時的に平常感覚を喪失し、視線がうつろで呼びかけに反応を示さず、ふらふらする「トランス状態」を表すこともあります。この「トランス状態」が頻発し慢性化する場合は、解離性障害のトランスと判断されています。

症状の現れ方に違い!

誰かの声が聞こえる「幻聴」、見えないものが見える「幻視」の症状は、「統合失調症」にもみられる症状であるため、間違えられやすい疾患となっています。

同じような幻聴でも、解離性障害では、自分の内部から声が聞こえるケースが多く、明瞭で意味も明確であるのに対し、統合失調症では、声は外から聞こえ、意味不明で不明瞭であるという違いがあります。

発症要因はストレスか?解離症状が理解を阻害!

解離性障害の原因については、まだ研究の途中であり詳細については解明されていませんが、発症の原因には、ストレスや心的外傷が関係していることが多くみられています。

原因は心的外傷!

あまりに過酷な強いストレスや心的外傷(トラウマ体験)により普段の日常生活が送れなくなり、無意識に防衛本能として記憶をあいまいにするなどの解離現象を引き起こしています。

心的外傷の要因には、災害や事故などの一過性のものや虐待やいじめなど慢性的に繰り返されるものなどさまざまな種類があり、解離性障害は、PTSD(外傷後ストレス障害)の下位分類の一つです。

理解や診断が困難!

解離性障害は、多彩な症状をみせる複雑な病気であり、自分の症状に気付いていないケースや症状を家族や周囲に理解してもらうことが困難なケースも少なくありません。また、解離症状がある上、疾病利得が絡んでいる詐病の疑いもあるため、専門医でも診断が難しいケースも珍しくありません。

治療の基本は環境整備!慎重な経過観察が重要!

解離性障害とは、心的なストレスや心的外傷を抑え込み周囲の環境に適応しようとしている状態であり、抱えている状況を表現できる環境整備が重要となっています。

早期治療が有効ではない?

解離性障害の症状は、時間経過とともに自然解消するか、別の症状に移行することが多く、早い段階での安易な治療は、症状の改善効果が期待できないだけでなく、症状の悪化をまねく恐れがあります。

そのため、解離性障害の治療には、解離されている心の部分を表現できる安心安全な治療環境を整えながら、症状を慎重に経過観察することが求められています。

まとめ

解離性障害の解離症状は、生物として必須の防衛本能からの自然現象です。そのため本人には、日常生活に影響がでても症状に気づきにくい側面を持っており、それが困惑をまねいてしまいます。また、周囲からは理解が難しい症状であるため、孤立し社会との接点の喪失をまねき、それが新たなストレスになることも留意する必要があります。

解離性障害の治療や予防には、その特徴である多彩な症状を持つ複雑な病気との認識を学ぶことがスタートです。病気に対する充分な理解をもった安心感のある社会を築いていきましょう。

うつ病の辛さから解放されたいあなたへ

試してよかった!「うつ病」改善法 全額保証付き

薬ではうつ病を根本から治すことは出来ません。食事、睡眠、運動よって脳にしっかり栄養を与えてあげる必要があります。『試してよかった!「うつ病」改善法』では食事の改善法、快眠をもたらす枕の選び方、脳を健康にする筋力トレーニングの方法を徹底解説されて、たった2週間でうつ病完治まで導いてくれます。また、90日間試しても効果がない方には全額返金保証があり、リスクなしで取り組みことが出来ます。

「うつ病」の悪循環から独力で脱出する「プチ認知療法」

私は認知療法を取り入れることで、うつを克服することが出来ました。また、認知療法でうつを克服した人は多くいます。ですが、認知療法を実践するのは簡単ではありません。そこで、認知療法の専門家が作成したDVDを見るだけで実践が出来るプチ認知療法があります。それを実践すると、認知療法を気軽に実践することが出来、結果として、うつを克服することが出来ます。

寝つきが良くなり睡眠の質を上げる不眠症対策サプリ「北の大地の夢じずく」

毎日しっかり寝たい!」寝れなくて辛いのはあなただけではありません。私はうつ状態になってから不眠で長い間悩んできました。睡眠導入剤を早くやめたかったので様々な方法を試しましたが、「北の大地の夢じずく」というサプリメントを飲みだしてから夜の寝つきが良くなりスムーズに寝れるようになりました。
北の大地の夢じずく」は北海道の大地で眠りのための理想のエキスを使って作られていて、しっかり休息をとることが出来ます。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ