パニック障害の薬は何を処方されるの?主に2タイプ5種類の中から!

パニック障害の治療は、具体的にどのような事をどのような方法で進めていくのでしょうか。それは、本当に効果が有るものなのでしょうか。心配な事は無いのでしょうか。

分からない事ばかりでは治療に対して積極的になることが出来ません。少しでも疑問が解消されれば、安心して治療に取り組む事が出来るはずです。医師と何を相談すればいいのか・自分で出来る事は何なのか、見ていきましょう。

神経伝達物質の異常って?主に3つの物質が関与

パニック障害に関連している神経伝達物質には、どんなものが有るのでしょうか。

神経伝達物質のバランス異常

パニック障害の原因は完全には解明されていません。最近では「脳内の神経伝達物質のバランス異常」という考えが主流ですが、現在も研究は続けられています。

3つの伝達物質が関与

神経伝達物質の中でも「ノルアドレナリン」「セロトニン」「ギャバ(γ-アミノ酪酸)」の3つが特にパニック障害との関係が深いと考えられています。

どんな薬を使うの?抗うつ薬と抗不安薬

パニック障害の治療で処方される主な薬の種類と作用について、紹介します。

薬物療法が目指すところ

パニック発作は突然起こり、回復までには時間がかかる病気です。また、パニック障害は脳の機能障害であり、気力で治せるものではありません。

まずは薬でパニック発作が起きないようにします。病状や体調の変化に合わせて処方された薬で、発作をコントロールしていきます。最終的には薬を飲まなくてもよい状態まで持っていきます。

抗うつ薬と抗不安薬

パニック障害の主な症状は、発作と共に起こる「不安」です。その為、パニック障害の治療には主に鬱病の治療に用いられる「抗うつ薬」と、比較的即効性の高い「抗不安薬」が処方されます。

抗うつ薬が「原因療法薬」・抗不安薬は「対症療法薬」ということになります。

    <治療に使われる抗うつ薬>

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬):SSRIはパニック発作の治療に確実な効果を発揮し、予期不安や広場恐怖にも有効です。副作用が少なく、長く続けていても依存性の心配はありません。パニック障害の治療に一番よく使われる薬で、脳内のセロトニンを増やす作用があります。効果が出るまでに2~3週間かかります。1~2年くらい内服を続け、パニック発作が起こらない事を確認できたら少しずつ量を減らしていきます。ただし、アルコールにより副作用が増悪してしまいますので、服用中は飲酒を避けてください。
  • SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬):SSRIの次に認可された抗うつ薬です。SSRIがセロトニンのみに作用するのに対して、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンの両方に作用します。
  • 三環系抗うつ薬:セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害してパニック発作を防ぎます。便秘や眠気、喉の渇きなど、副作用が強い薬ですが、SSRIと相性が悪い方・SSRIが効かない方・鬱症状の強い方には向いています。
    <治療に使われる抗不安薬>

  • ベンゾジアゼピン誘導体(BZD):ベンゾジアゼピンは脳神経上の「ギャバ(γ-アミノ酪酸)受容体」に働きかけ、緊張を緩める効果があります。即効性があり初期の副作用が比較的軽いため、治療の開始時に使われることが多い薬です。発作が起きた時に頓服として使用したり、広場恐怖を感じた時に頓服するといった使い方もできます。SSRIに比べ眠気やふらつきなどの副作用が強く、依存性・習慣性などの問題もあります。
  • β遮断薬:交感神経のアドレナリン受容体のうち、β受容体のみに遮断作用を持っています。交感神経の興奮を抑える薬です。パニック発作そのものに働きかけるものではありません。

医師の指示通りに服薬

自己判断で「発作が起きた時しか薬を飲まない」「症状が出なくなったから薬を止める」などのような事は、決してやってはいけません。症状が慢性化し治りにくくなってしまいます。それは、社会的にも経済的にも負担が増すというものです。

「これで薬物療法は終わりです。」と言われるまで、薬の服用はしっかり医師の指示に従ってください。

治療上の疑問は相談

処方された薬が合わないと感じたら、遠慮なく医師に伝えてください。治療を進めていく中で不安や疑問がある場合は、医師と相談してしっかり解決していきましょう。

心理療法って何をするの?少しずつ自分を修正

心理療法の種類と方法について、説明します。

心理療法を取り入れる

薬物療法によって発作はほぼ消失しますが、これはまだ「薬でコントロールされている」に過ぎません。パニック障害の治療では、最終的に「薬に頼らなくても発作を起こさない」事を目指します。

薬物療法によって急性期を過ぎたら、心理的療法も取り入れて治療を進めていきます。

認知療法+行動療法

心理療法には、「認知療法」「行動療法(暴露療法)」があります。どちらもパニック障害を克服する為には欠かせないものです。2つを合わせて「認知行動療法」といいます。

他に「森田療法」というものもありますので、紹介しておきます。

認知療法で自分を修正

自分の生活習慣や考え方の悪い癖を修正したり、パニック障害についての理解を深める事で、「発作」を冷静にコントロールできるようにしていきます。

「予期不安」を感じた時には「大丈夫。怖くない。発作が出てもじきに治まる。」などの言葉を自分に言い聞かせてみましょう。そこで発作が出ないか・出ても軽いものであったら「良かったね。頑張ったね。」としっかり自分を褒めてあげてください。そのくり返しが、良い循環を生み出します。

行動療法にも挑戦する

不安や恐怖のために避けている場所や苦手な状況に少しずつ慣らしていきます。「近くのコンビニまで行ってみる」「最寄り駅の前まで行ってみる」など小さな目標からスタートし、「より遠くへ」「より人の多い所へ」と、少しずつレベルを上げていきます。

目標をクリアしたという成功体験を重ねることが自信に?がっていきます。行動療法(暴露療法)に取り組む時は、「焦らない・頑張り過ぎない」を心掛けましょう。

成功体験を積み重ねる

「(観光地など)楽しみにしている場所に行きたい」「(ショッピングやイベント会場など)好きな場所に出かけられない」のはとても残念な事です。「学校や会社にいきたいのに行けない」「電車やバスに乗れないので人に会いに行けない」のはとても辛い事です。

「予期不安」や「広場恐怖」に怯えるのではなく、「再びその場所に行く」「そこで最後まで楽しむ」事を目標に、昨日より今日、今日より明日、勇気を出して行動療法に取り組んでみてください。小さな成功体験を積み重ねていく事で、少しずつ道が開けていきます。

    <安全に行動療法に取り組む>

  • 家族や友人に付き添ってもらう:初めのうちは特に、誰かに付き添ってもらった方がいいでしょう。「一人ではない」という心強さがあります。また、万一外出中に発作が起きたとしても頼れる人がいるという安心感があります。
  • 抗不安薬を持って出かける:パニック障害の治療に当たって医師から処方されている「抗不安薬」を安心材料として持参し、必要と感じたら服用しましょう。ただし、服用方法については事前に医師に相談・確認しておきましょう。
  • 電車は各駅停車に乗る:特急電車や新幹線のように、長い時間降りられない環境では不安感が増して発作を起こす危険があります。各駅停車であれば、万一発作が出てしまっても直ぐに降りることができます。時間と心に余裕を持って各駅停車で出かけましょう。
  • 電車やバスの乗り方:朝夕のラッシュの時間帯は避け、混雑していない状況を選んで乗るようにしましょう。混雑時の身動きが取れないような状況は、発作を誘発する条件が多く好ましくありません。また、出入り口の近くの方が安心感があります。空いている時間帯でも、車内アナウンス用スピーカーの下や奥まった席は避けたほうがいいでしょう。それでも不安を感じたり発作が起きそうな時は席に座り、他の乗客に断ったうえで窓を開けるなどの対処をしましょう。
  • ガムやタブレットを食べる:ミント系のガムやタブレットで心身のリラックスを図りましょう。
  • 気を紛らわせる工夫:家族や友人に付き添ってもらっている場合は、パニック障害に無関係の楽しい話をして気を紛らわせるようにしてみましょう。あっという間に目的地に着けるかもしれません。一人の時は、好きな曲や自律神経系に有効な音楽を聴いたり・外の景色を眺めたりして気持ちを落ち着かせてください。

森田療法の取り組み方

不安を感じている自分や不安そのものを「ありのまま」に受け止めていきます。その上で「よりよく生きたい」という思いを前向きなエネルギーに変えていくものです。治療入院し、そこで軽作業などの体験をしながら自分の中に在る「健康な力」に気付き「豊かな感情」を取り戻す事を目指します。

リラクゼーションって何のため?緊張を解す

リラクゼーションには、以下のような意味と効果があります。

無用の緊張を防ぎたい

不安を感じた時・発作が起きた時には「リラクゼーション法」によって、心身の緊張を解きほぐしコントロールしていきましょう。パニック障害を持つ人は、他の人に比べると常に緊張傾向にあります。無用の緊張を防ぐ為に、是非日常生活の中に取り入れてみてください。

    <リラクゼーション法の効果>

  • 自律訓練法:身体の部位ごとにその脱力感や温感を意識したり・身体の中が平静で落ち着いた状態であると感じることによって、自分がリラックスした状態にある事を体験していきます。リラックスした状態になることで、疲労回復・緊張緩和・自己制御力の回復が望めます。
  • 漸進的筋弛緩方法:意識的に身体の筋肉の緊張と弛緩をくり返し、筋肉が緩んだ状態を覚えていきます。そうする事で、自分で心身の緊張を緩められるようになります。
  • 腹式呼吸法(丹田呼吸法):腹式呼吸は副交感神経と結びついていて深いリラックス状態を作る事が出来ます。毎日続けることで効果が上がります。また、街中でちょっと不安を感じた時・なんだか怖いなと感じた時などにも、立ち止まってゆっくり腹式呼吸(丹田呼吸)をする事で、不安を弱め・発作を軽減する効果が望めます。

他に自分で出来る事は?日常生活の見直しを!

日常生活を変えていくことで、早い回復に繋げることが出来ます。

食習慣や生活習慣を見直す

パニック障害を治すのは、医師との話し合いやカウンセリングなどを基にした薬物療法や心理療法だけではありません。食習慣や生活習慣を見直し改善していく事でも、発作を抑え・症状を軽くしていく事が出来ます。

    <日常生活での注意>

  • 食事:栄養のバランスが乱れていると、脳内の神経伝達物質に影響を及ぼす事が考えられます。食生活を見直しましょう。
  • 生活:過労や睡眠不足・体調不良などは発作を引き起こす危険性があります。規則正しい生活を心掛け自分の体調に気を配りましょう。
  • 運動:体内のリズムや自律神経系や脳内の神経伝達物質のバランスを整えるのに有効です。適度な運動を生活の中に取り入れましょう。
  • 飲酒・喫煙・カフェイン:どれもパニック障害の人には危険なものなので、避けたほうがいいでしょう。「どうしても」という場合は「控えめ」を心掛けてください。ただし、服薬中のアルコールは禁止です。

パニック障害はどう治すの?複数の方法で同時に!

薬物療法では、発作の原因に作用する「抗うつ薬」・不安感を抑える「抗不安薬」を、患者の症状や体調を診ながら調整・処方されます。心理療法(認知行動療法)では、患者の生活習慣や考え癖などを修正し、同時に発作への恐怖から避けていた場所(広場恐怖)に少しずつ慣らしていきます。

どちらもパニック障害の治療には欠かせないものです。その他にリラクゼーション法や日常生活の見直しも合わせて、パニック障害を改善させ社会復帰を目指します。

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