パーソナリティ障害の特徴とは?特徴的な症状は10種に分類!

「パーソナリティ障害」とは、その人が持つ人格によって周囲の人とは異なった行動や言動が現れ、日常生活に支障が生じてしまう精神疾患の一つです。近年疾患名が変更されるまでは「人格障害」と呼ばれていましたが、認知などの機能の偏りによるものであり、決して「その人の性格が悪い」ことを意味するわけではありません。

パーソナリティ障害とは、どのような特徴を持つ疾患であるかについて説明します。

偏りがもたらす行動とは?近年明らかになる原因!

パーソナリティとは「人格」と訳され、その人の認知と行動の特徴的な傾向を意味していますが、現実は「性格」と同意として扱われることが多く、厳密な定義はありません。個人の人格は、遺伝的要因や生まれ育った環境要因など、様々な要因が複合的に関連して形成されます。

行動に現れる特徴とは?

パーソナリティ障害の特徴は、認知や行動特性といった「性格」に著しい偏りがみられることです。しかし、一般的または平均的な人との根本的な差異ではなく、程度の問題と理解されています。

パーソナリティ障害の方にみられる行動には、次の特徴が挙げられます。

    <行動にみられる特徴>

  • 対人関係に支障が生じている
  • 通常のコミュニケーションではみられない反応や言動
  • 情緒の不安定、衝動的な行動
  • 本人自身が行動や言動の異常さに無自覚

疑われている発症要因とは?

パーソナリティ障害の原因は、現在まだ明確にされていませんが、単に性格(人格)の問題ではなく、その形成過程や脳機能の特性が大きく影響していることが明らかになってきています。

    <関係が疑われる要因>

  • 不充分な養育環境による健全な発達の阻害
  • 幼少期の虐待やネグレクトなどのストレス体験
  • 脳内神経伝達物質の機能異常による衝動的な行動

症状の定義と分類とは?6つの診断基準とは?

米国の精神医学会の診断基準「DSM-Ⅴ」では、パーソナリティ障害を「パーソナリティ機能の減損」と定義されています。

症状により10種に分類!

パーソナリティ障害の症状は様々であり、DSM-Ⅴでは症状によって10種類に分類され、行動傾向別に3つのグループに分類されています。

    <DSMによるグルーピング>

  • A群:行動や言動が奇妙で風変わりなタイプ
  • B群:行動や言動が演技的、感情的なタイプ
  • C群:抑うつ的で内向的なタイプ
    <症状による10分類>

  • A群「妄想性パーソナリティ障害」:自分勝手な妄想、不信感、懐疑的
  • A群「統合失調質パーソナリティ障害」:極端な内向性や孤独性、他人への無関心、乏しい感情の起伏
  • A群「統合失調型パーソナリティ障害」:オカルト的なパワーへの依存と過信
  • B群「境界性パーソナリティ障害」:衝動的な行動、不安定な感情や人間関係
  • B群「自己愛性パーソナリティ障害」:傲慢、尊大、自己評価への強いこだわり
  • B群「反社会性パーソナリティ障害」:自分本位、衝動的、反社会的な行動
  • B群「演技性パーソナリティ障害」:オーバーアクション、派手、演技的
  • C群「依存性パーソナリティ障害」:強い他者への依存性、判断力の欠如
  • C群「強迫性パーソナリティ障害」:完全主義、融通性の欠如、自己ルールへの固執
  • C群「回避性パーソナリティ障害」:人間関係への強い不安感と緊張感、他者からの拒絶への極端な恐れ

DSM-Vの診断基準とは?

パーソナリティ障害は、思考、感情や衝動のコントロールに特定の偏りがあり、対人関係や社会生活に支障が認められる場合に診断されます。

DSM-Vの診断基準を要約すると、次のようにまとめられています。

    <DSM-V診断基準(要約)>

  • 「認知、感情、対人関係機能、衝動の抑制」の2つ以上に、著しく偏った特性が現れる
  • 家庭や社会生活までの広範囲に柔軟性を欠如した行動が現れる
  • 症状に対して本人が苦痛や、日常生活、社会生活などに支障が現れている
  • 特性が長期間安定して継続しており、始まりが小学生頃から青年期までさかのぼれる
  • その他の精神疾患では説明できない
  • 医学的疾患や薬物等による生理的作用ではない

有効な治療方法とは?精神療法と薬物療法の併用!

パーソナリティ障害は、その背景に脳機能や養育環境などでの苦悩や苦痛が存在しています。また、認知の偏りの影響から、社会生活での困難を他人や環境のせいにするなど、自覚がないケースもあります。

パーソナリティ障害の治療には、周囲の障害への理解と冷静な対応が必要となっています。

精神療法の効果とは?

パーソナリティ障害の治療では、本人と精神科医など治療者と協力して「こころ(思考)にアプローチ」する精神療法が重要になっています。パーソナリティ障害は、偏った思考「認知の歪み」が要因として関係しており、適切で合理的な思考へ導く精神療法が有効となっています。

ただし、精神療法は本人の治療への意思がないと効果がみられない治療法であり、時間もかかります。そのため、症状の改善を信じて焦らず、治療者と協力して取り組んでいくことが重要です。

薬物療法の効果とは?

薬物療法も、パーソナリティ障害の症状を落ち着かせる目的で施されています。精神療法は、ある程度症状が落ち着いた状態でないと行えないため、一定期間症状を抑えることは治療上大きなメリットとなります。

そのため、パーソナリティ障害の治療は精神療法と薬物療法の併用が一般的です。

合併や重複の危険性が高い!早期治療が重要!

近年の研究では、パーソナリティ障害の多くは、年齢と共に症状の改善がみられるとの報告があります。ただし、パーソナリティ障害には、他の精神疾患を引き起こす性質があるため、放置することはとても危険となっています。

合併しやすい精神疾患とは?

日本での有病率は、5~10%とされていますが、ほとんどの場合、パーソナリティ障害で受診するのではなく、合併した他の精神疾患を主訴として受診しています。また、自殺企図や自殺未遂で見つかるケースも少なくありません。主な合併する精神疾患は、次の通りです。

    <主な合併する精神疾患>

  • うつ病:回避性または依存性パーソナリティ障害
  • 社交不安障害:回避性パーソナリティ障害
  • 薬物依存症:境界性または反社会性パーソナリティ障害

症状は重複しやすい!

パーソナリティ障害は、その特性「対人関係」、「自己中心的思考」、「反社会的行動」から重複しやすいタイプがあります。

「演技性パーソナリティ障害」、「演技性パーソナリティ障害」、「自己愛性パーソナリティ障害」、「反社会性パーソナリティ障害」は、共通した特性を持っているため重複の可能性が高くなっています。

パーソナリティ障害は、早期治療による早期回復が期待できる疾患であるため、合併や重複を防ぐためにも早期の受診が重要となっています。

誤解して切り捨てないこと!適切な接し方とは?

パーソナリティ障害は、本人だけでなく周囲の人にとっても影響の大きい疾患です。ここで、注意が必要な事は、「性格が悪い」や「性格が病的」と解釈して、治らない病気だと切り捨ててしまわないことです。

適切な距離感が重要!

パーソナリティ障害とは、特定の認知や行動のパターンが周囲との解離により引き起こされるものであり、認知や行動のパターンに対する新たな対処法を身に着けることによって改善できる疾患です。

パーソナリティ障害との対応は長期に及ぶことが多いため、相手を追い詰めたることや傷つけることを避けると共に、適切な距離をおいて自分も傷つかないようにすることが大切です。

まとめ

人格や性格、認知や行動特性とは、元々個性でありクセのようなものであり人それぞれです。そのため、対人関係に問題が生じて診断基準に該当する点があっても、それだけでパーソナリティ障害とは断定できません。

ただし、社会性に支障が出るような極端な行動や言動が気になるようであれば、他の精神疾患の合併を防ぐためにも、早めに精神科などの専門医を受診することが望ましいです。

本人自ら受診することが難しい特徴のあるパーソナリティ障害ですが、周囲の方の適切な対応自体が治療の準備となることを理解して、無理のない範囲で見守っていきましょう。

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