自分の思考に囚われる事は治せる?強迫性障害の5つの治療法

強迫性障害の人と付き合って行く上で、その症状を和らげようと思って、優しさや思いやりで言った事や行った事が知らないうちに、彼らの症状を悪化させている事もあります。

俗に「とらわれ」の病と言われるように、それが「気のせい」「考え過ぎ」などが原因だと理解しているのに、その行動を繰り返したり、不安を増強させて行くような思考が自分の力では止められない病気なのです。

そんな強迫性障害の治療は、本人の回復への意欲はもちろんですが、周囲の理解や協力が必要になります。ここで治療のポイントについてまとめて行きます。

薬を飲んで良くなる?薬物療法について

何度も手を洗ったり、一つの事が気になって何度も同じ事を聞いてしまうなどと言った行動や言動が薬で治せるのだろうか?という疑問があるかも知れません。強迫性障害の症状が出現する原因となっている神経伝達物質の量を調整する必要があります。

精神薬は怖いもの?

精神科に行って山のような薬を処方され、薬漬けのような状態になり、元々の症状どころか何もやる気がなくなって廃人のような状態にされてしまった!という都市伝説のような話もネットの世界ではよく目にする事です。

確かに精神症状がひどく、多量の薬物を内服する必要があるような病気もありますが、強迫性障害の症状のみの改善のためには、それほど多くの薬物を内服する必要はない場合がほとんどです。

現在の主流は、SSRIという種類の薬が処方される事が多くあります。これは選択的セロトニン再取り込み阻害薬の略語で、商品名として有名なものはパキシル、ジェイゾロフト、レクサプロなどが挙げられます。

副作用を知っておく

最初は、少ない量から始めて効果を見て行く事になります。効果が出てくるまでの期間が2週間程度かかると言われています。その間に副作用として身体的な症状が出て来て、支障を来たす事がないかをチェックする必要があります。

最も多く見られる副作用は、吐き気や下痢、口の渇きなどの消化器症状が挙げられます。他にも不眠やふらつき、頭痛などの症状も比較的出現しやすい症状として挙げられます。

もしも副作用症状が出現したからと、独断で内服を中止したり我慢し続けるのではなく、まずは受診して医師に相談しましょう。胃薬などの併用や服用の量やタイミングを調整する事で軽減し内服継続が可能になります。

精神療法で良くなる?認知行動療法について

薬物療法などと並行して心理士などが行う精神療法の一つで、本人の認知の歪みを自覚し思考のパターンや傾向に気づかせ、同時に修正するための行動を習慣づけて行く治療法です。

認知療法はどんなもの?

まずは、本人の生きづらさや苦痛の原因となっている強迫性障害について学びます。そして、最も自分を苦しめている症状について、それが自分自身の認知の歪みなどに由来するものであるという事に気づく学習をしていきます。

自分を苦しめているものの正体を知る事が最初のステップです。そして、自分を苦しめるものに対しての対処を考えて行きます。心理士や医師からのアドバイスに基づいて行う事が大切です。

行動療法はどんな事?

自分を苦しめるものへの対処方法や計画が立ったら、今度はそれを実践して行く。それが行動療法になります。強迫性障害の人の場合、この一連の認知行動療法の中でも暴露療法という手法が有効だと言われています。

簡単に言えば、自分が止めたいと思っている行動や言動が起きる場面に敢えて直面し、行動や言動を我慢するという方法です。しかし、この方法を行う事は、かなり大きなストレスや心理的負担を抱える事になりますので、自己流で行うのではなく、心理士などの専門家の下で適切に行わなくては危険です。

本人が気をつける事

日頃のストレスを溜めないように気をつけて、ゆっくりしましょう。と言った指導がされますが、そもそもストレスを溜めないようにできたら、心を病む事はないのかも知れません。

自分をよく知る

心を病む人たちの多くは、真面目で優しく自分以外の人や物事を責められずに、怒りの矛先を自分に向けてしまいがちであったり、悲しみは自分の中だけで消化しなくてはいけない事だと思って、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまうような繊細な心の持ち主です。

ですから、心の悲鳴は原因不明の体調不良となって出現しやすく、そこで気づいてあげる事も可能です。自分自身の心の健康を守るためには、他人からの評価や見る目以前に自分が押し殺しながら生きている自分自身の心の叫びに、もっと注意を向けてあげる事が最も重要な事です。

そんな自分を受け入れる

往々にして「気合が足りない」「甘えてる」と、そんな自分を一刀両断してしまいがちで、気合いや根性で生まれ変わろう!などと更に叱咤激励してしまうと、なんとかギリギリで保っていた心がポッキリと折れてしまいます。

そして、そのストレスや苦しみを紛らすための代替行為としての強迫行為や強迫観念などが出現し始めることもあるため、時には自分を甘やかしても良い、気合いなんて入れなくて良い。と許し受け入れてあげる練習をする事も大切です。

周囲の人ができる事

とにかく周囲の理解と協力が不可欠な病気です。それも、のんびり長い目で見てあげる事が非常に重要です。薬を飲んで1ヶ月も経つのに全然変わらないじゃないか!などと思ってしまいがちですが、それは本人にとって何よりも辛い事なのです。

病気である事の理解

本人同様、家族や周囲の人たちが、強迫性障害の人の症状に対して思ってしまいがち、言ったりやったりしてしまいがちなのが「どうして我慢できないの?」「何とかしようという意気込みや自覚が足りないのでは?」などの頭ごなしの一言。

確かに周囲を巻き込む事が多い障害ですから、それが病気の症状であると理解がなければ到底、理解できない事ばかりでしょう。しかし、一番辛いのは本人です。それが異常な行動や言動だと分かっていても制止不能な事なのです。

周囲の人の心の健康

全てを自分が支えなくてはいけない。そう思って、肩入れし過ぎると自分自身が疲れ果てて、支えるどころの騒ぎではなくなってしまいます。

周囲の人たちが健やかな精神状態にあり、巻き込まれて疲れ果ててしまう事なく、きちんと見守ってあげられるような環境を作っていくことが治療への第一歩と言えます。

他の病気が原因?治療効果が今ひとつの時

純粋な強迫性障害であれば、薬物療法や認知行動療法が少しずつではあっても効果があり改善傾向が見られずはずです。しかし、他の病気が併発していたり、他の病気からくる強迫観念であったりすると、効果がないばかりか、逆に悪化する恐れもあります。

どんな病気があり得る?

症状の中に強迫観念や強迫症状がある他の精神疾患と、その代表的な症状についてリストにまとめました。

    <強迫症状が含まれる5つの疾患>

  • うつ病:ほぼ1日中抑うつ気分が持続したり、興味や喜びといった感情が減退。疲れやすく不眠や過眠など
  • 統合失調症:感情や思考がまとまりにくくなる。幻覚、妄想などの陽性症状と感情鈍麻や引きこもりなどの陰性症状
  • 境界性パーソナリティ障害:衝動的行動や二極思考、対人関係でのトラブルが頻発したり、依存症を抱えていることもある
  • 摂食障害:過食や拒食、過食嘔吐を繰り返し、痩せ過ぎ命の危険が伴っていても、その行為を止められない。
  • トゥレット症候群:チック症状(顔をしかめる、首を振る、体を揺する、咳払い、ため息などの動作を頻繁に行う)

きちんと伝える必要性

もしも、強迫性障害の症状よりも、他の疾患で見られる症状の方が多く見られたり、医師の診断や治療方針に疑問を感じる場合は、率直に医師に伝えることは、とても重要です。本当に治療に向けての方向性を間違っている場合もありますし、何よりも治療を信用できずに半信半疑で受けている事は治療や回復への妨げとなります。

自分の中の不信感は払拭できるよう行動する努力は、回復していくためにとても重要な事です。

まとめ

どうしても自分の力では抑える事ができない行動で周囲を巻き込んだり、結果的に迷惑をかけてしまいやすい強迫性障害です。それを本人が気にして更に症状を悪化させたり、回復できない事も多くあります。もちろん、そうした部分を乗り越えていく本人の努力は必要です。

しかし、本人を取り巻く周囲の人たちの姿勢や支援体制は、回復のためには何よりも大切な事です。同時に支えていくためには周囲の人の心身ともに健康体である事が重要です。それらが揃っていてこそ、根気よくきちんと薬物療法や精神療法が受けられる状況になると言えます。

風邪や腸炎のように一朝一夕に回復する病気ではない。根気よく治療しながら、うまく付き合っていく必要がある病気なのだ。と言う事を本人や周囲の人が共通認識として持っていく事が大切です。

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