適応障害で退職は「早合点」?退職がよぎったあなたへ送る処方箋!

仕事のストレスで適応障害になり、退職を考える方は多いです。しかしながら、適応障害の性質を考えると、「罹ったらもう無理」という判断は少々極端です。とはいえ、「こんな辛いのに絶対に辞めちゃだめなの?」こう思われる方もいるでしょう。

そこで今回は、適応障害をきっかけに退職することを考えた方へ、退職はそもそも「早合点」なのか、退職してもよい場合があるのならそれはどういう場合なのか、ということについてじっくりと説明していきます。

正直辞めたいけど……衝動に身を任せる前に知っておきたいこと!

退職したくなるのは当たり前

適応障害というのは、与えられるストレスが自身の限界を超えた時に起こるものです。つまり、ある仕事に就いていて適応障害に罹ってしまったということは、当然その仕事における「何か」がストレッサー(ストレスを与えるもの)であるということです。

その「何か」は各々異なりますが、いずれにせよ「仕事のストレスが限界で罹る」のが適応障害です。

そのような状態で、「仕事辞めたい……」と思ってしまうのは至極自然なわけです。その気持ちを否定するつもりは全くありません。

発症直後の退職判断には「待った!」

しかし、「じゃあさっさと辞めた方がいい」と早々に結論付けるのはよくありません。適応障害は発症直後が一番精神的に参っていてしんどい状態です。その状態では、基本的に全ての物事に対してネガティブな考えに陥りがちです。

退職には経済的なものをはじめ、様々なリスクがあります。退職したからといって、全てがバラ色で上手くいくとは限りません。むしろ、衝動的な退職はその後の未来に暗い影を落とす可能性の方が高いでしょう。

できることなら退職は避けたいものです。そして、原因となったストレスは、適切な対応を行うことで解消できることも多いです。そういうリスクの認知や、ストレスに適切に対応するという考えに及ばないのが、ネガティブな考えに支配されている発症直後です。

辞めたい気持ちを無理矢理押し殺す必要はありません。ですが、まずは自身を客観的に見る視点を持ちましょう。実際に罹ってしまうと、なかなか客観性は持ちにくいかもしれませんが、その場合はこう考えて下さい。

「自分は病気になった。病気になって一番初めにすることは、ゆっくり休んで、きちんとした治療を受けることだ」と。これくらいの一般的な話なら、どうにか受け入れることはできるでしょう。そうすると、徐々に冷静さを取り戻してきます。

本当に退職するかどうかの判断は、冷静になってから行いましょう。

退職判断その前に~まずは最低限のコンディションを整えよう!

退職の前にまずは休職を

前述したように、病気になってまず初めにすることは、ゆっくり休むことです。決して退職することではありません。

したがって、退職届や辞表を出す前に、まずは休職をしましょう。職場の福利厚生の程度にもよりますが、病気で働けなくなった場合、多くの職場では休職や、病気休暇などの制度があります。まずはそれを活用して、治療に専念できる環境を作ることが大事です。

休職したら最初は何も考えずに休養する

休職が認められたら、とにかく最初は何も考えないでゆっくりと休み、治療に専念してください。休職すると時間ができるため、最初のうちは仕事のことが頭から離れなかったり、ストレスとなった原因を反芻したり、あれこれ考えてしまいがちです。

しかし、そのようなことを考えていても、完治が遠のくばかりか、最悪悪化してしまう場合もあります。

まずは自分が精神的にも、時には肉体的にも限界であるという事実を受け入れ、ゆっくり休んでください。休むことに罪悪感を感じてしまう人も多いですが、早く元気になることが「一番の贖罪」だと、仮にこのように考えているのであれば、なおさら休養を取って治療に専念するのが元気になる一番の近道です。

休んだら少し落ち着いた……冷静になったら考えたいことは?

改めて発症した原因を分析してみる

休職をしてしばらく経ち、病院に行って一通りの診察・治療が終わったら、ネガティブ一辺倒だった気持ちも大分落ち着いてきます。このタイミングで改めて、発症した原因を冷静に分析してみましょう。

仕事をする上で、どんなストレスが一番耐えがたかったのか。仕事の量なのか、質なのか、それとも人間関係なのか。どんな仕事にも一定のストレスが伴うものですが、「全部が嫌でしょうがない」ということはなかなかありません。

冷静に、どんなことが一番ストレスだったのかを是非吟味してみてください。

完治のための対応が適切かを考える

ストレスの分析がある程度できたら、次は完治するための対応が本当に適切かどうかについて考えていきましょう。適応障害の場合、原因となるストレスによっては投薬治療と休養だけでは完治に至らないケースもあります。

例えば、人間関係が原因の場合、休養し、薬を飲むことで一時的に気持ちが落ち着くことはありますが、同様の人間関係の中に再び戻ると、再発してしまうことがあります。

適応障害は原因となるストレスがはっきりしていることが前提ですから、そのストレスが根本的に解消できていない限り、完治するのは難しくなります。

したがって、完治するためには原因となるストレスを根本的に解消する必要があります。そして、この「根本的に解消できるかどうか」が、実際に退職するかどうかの一番の判断材料になります。

本当に退職していいの?退職判断の3つの指標を紹介

①現職場での待遇改善が望めるか?

原因となるストレスを根本的に解消するための一番の方法が、この待遇改善です。例えば、仕事の量が多すぎる、残業が多すぎるのが一番のストレスであれば、作業分担を考え直してもらえないか、サポート要員の追加はできないか。仕事の内容がどうしても自分に合っていないのであれば、別部署への異動は可能か。

このような待遇改善が望めれば、ストレスは解消しますから、必ずしも退職する必要はないでしょう。

②適切な治療により、ストレス対処能力は向上したか?

上記は職場という外的要因に対するアプローチでしたが、こちらは自分自身のストレス対処能力の向上という、内的要因に対するアプローチです。

特に、人間関係が一番のストレスとなっている場合、自身のストレス対処能力が向上することで解消されるケースは多いです。代表的な治療法としては認知行動療法があります。

認知行動療法は、自分の認知(ものごとのとらえ方)の癖や歪みを見つけ、より客観的かつ合理的な認知の仕方を学ぶことで、過度に自分を責めるような考え方から脱することができます。

例えば、「自分は職場のみんなから嫌われている。こんな私に居場所はない」と思っているとしましょう。しかし、それを証明することは非常に困難ですし、何より「みんな」というのは本当にその職場の人間全員なのでしょうか。

冷静に考えてみれば、本当に職場の人間全員から嫌われることなど、まずありません。結局のところ、「みんな」というのは同じ部署の上司や先輩、同僚(の一部)であることが多いのです。

また、「嫌われている」という部分についても実に曖昧です。職場の全員から面と向かって「あなたのことが嫌いです」と言われたなら別ですが、そのようなことが起こる可能性は極めて低いでしょう。

なので、「確かに自分を嫌う人間はいるかもしれないが、全員ではない。別の部署だが、仲の良い同期も確かにいる。嫌われていると考えたが、単にたまたま相手の機嫌が悪いときに話しかけてしまったとか、それだけかもしれない」と、このように客観的に自分の認知の仕方を改めることで、ストレスだと思っていたものをストレスにならないようにすることができるようになります。

もちろん、認知行動療法以外にも自身のストレス対処能力を向上させる方法はあります。自分に合った方法を見つけ、対処能力を向上させることができれば、やはりこれもストレスは解消しますから、必ずしも退職する必要はなくなります。

③上記①と②がYesでもなお腑に落ちないことはあるか?

外的要因、内的要因ともに改善が見込めても、どうしても腑に落ちない、復帰する気が起きない……。この時点で初めて、退職を本気で考えてみるべきでしょう。

例えば、「本当にやりたい仕事はここにはない」とか、「今の仕事にやりがいを見いだせない」このような場合が当てはまります。ここまでくると、適応障害のトリガーとなったストレスは「たまたま表面化した一番目立つストレス」であったことに気づくはずです。

本当はもっと根本的に現在の仕事に対して疑問を持っていたのに、それを押し殺してきた結果、適応障害になる。こういうケースも当然考えられます。

疑問がある中での過度な残業、合わない仕事、劣悪な人間関係。「ここまで我慢して頑張っている意味はなんだろう」こう考えているうちに、あるストレスが限界値に達し、適応障害を発症してしまうのです。

この場合、本当の原因は「仕事自体への疑問」ですから、単に残業時間が減ったり、ストレス対処能力が向上したりしても、その疑問が解消されることはありません。解消されなければ、復帰してもいずれ同じような状態に陥ってしまいます。

ここまで掘り下げてみてはじめて、退職の選択肢が見えてきます。逆に、①や②で十分納得できるのであれば、退職するべきではありません。

色々考えたけどやっぱり退職したい!退職するに当たって注意したい4つのポイント

自分を深く見つめ直し、それでもやはり退職したいのであれば、退職することはもう「早合点」ではありません。ただ、実際に退職するに当たって、是非注意したいポイントがありますので、以下に列挙していきます。

    <退職における4つの注意ポイント>

  • ①職場とは出来る限り円満に退職する
  • ②退職後の身の振り方についてぼんやりとで構わないので考えておく
  • ③退職後の通院を怠らない
  • ④退職に当たり「逃げ」のイメージは持たない

どれも大切なポイントですが、一番大事なのは④です。適応障害が原因で、結果として退職する場合、どうしても「逃げ」のイメージがつきまといます。「結局辛いことをしたくないだけ」「我慢が足りないだけ」……このようなイメージです。

もしかしたら、それはある意味では真実かもしれません。ただ、この記事を読み、自分を深く見つめ直した上での退職の選択であれば、それは決して「逃げ」ではありません。

辛いことは誰でもしたくないし、我慢することも時には必要でしょう。しかし、それは自分にとって「意味がある」場合に限ります。

それをする意味を感じていないのに、ただ辛いことをし続け、我慢するというのは、とても苦痛です。意味のないことを止め、より自分にとって意味のあることをしたい。その結果としての「退職」は、人間として健全な選択であると言えます。

したがって、退職するときは「逃げ」のイメージを持つのは止めましょう。もし、どうしてもそのイメージがつきまとうのであれば、現在の仕事に何らかの未練が残っている可能性があります。その未練も全て断ち切ってから退職しましょう。そうでなければ、最後の最後で後悔してしまいます。

まとめ

さて、ここまで適応障害と退職について述べてきました。この記事を読み、退職するにしろ、復帰するにしろ、一番大切なことは「自分をしっかりと見つめ直す」ということです。

原因となるストレスについて見つめ直す。それを解消する方法を見つめ直す。自分にとっての「仕事」それ自体を見つめ直す。こうした行動をとれるかどうかで、人生が変わると言っても過言ではありません。

適応障害は辛いものです。が、ただ辛いだけの経験にはしないでください。適応障害になったのも「意味がある」のです。適応障害に罹ってしまった方は是非、これをきっかけに自分の仕事、ひいては人生を見直す時間ができたと捉え、幸せな未来へ向かって歩んでいってください。

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