思い込みを修正する治療法?認知行動療法で摂食障害は改善できます!

摂食障害は厚生労働省で指定されている難治性疾患のひとつで、なかなか治りにくい心の病気として知られています。低栄養な状態から様々な身体の不調につながり、死に至ることもある病気なので治療の重要性を伝えることが大切です。

摂食障害を知ることで適切な治療に結びつく知識が持てるように、ここでは原因や症状などに応じた治療法をまとめて紹介します。正しい知識を得て誰にでも起こりうる病気であることを理解していきましょう。

体重は増える・減る?食べ過ぎも食べなさ過ぎも摂食障害です!

摂食障害とは極端な食事制限や過度な食事の摂取を取り繰り返すなど食事量のコントロールができないために心身共に健康に深刻な影響を及ぼす病気のことで「過食症」「拒食症」「特定不能」3種類に分類されます。

食べることがやめられない過食症

食欲をコントロールできずに大量の食べ物をひたすら食べてしまう状態です。過食と嘔吐を繰り返す場合と、過食だけの場合があります。

食べることを拒否する拒食症

食べること、太ることへの恐怖感から食事ができなくなり、生理不順をおこしたり、激しい低体重になってしまったりするのが拒食症です。

特定不能な摂食障害

拒食症の兆候はあるが生理は正常であったり、過食症の条件にあてはまるが体重は正常であったり、過食症と拒食症のどちらにも特定できない症状を総じて特定不能な摂食障害と分類します。

合併症も怖い?摂食障害の落とし穴!

歯が溶ける・貧血・自殺概念など過食症と拒食症はそれぞれ様々な形で合併症を引き起こします。そしてあなたの身体をむしばんでいきます。放っておくと命の危険にさらされることにもなるので、原因や治療法をしっかりと学んでおきましょう。

様々な症状や側面を持つ摂食障害ですが、どのようにして人は摂食障害を引き起こしてしまうのでしょうか?

摂食障害の原因は様々!なぜ若い女性に多いのか?

摂食障害を引き起こす原因は、心と体の問題など人それぞれあります。摂食行動の異常があらわれる場合の背景には「太りたくない・やせたい」という体重へのこだわりや、「自分は太っている・醜い」という極端な思い込みなどの心理的要因が含まれていることがほとんどです。

女性に多い摂食障害

きっかけはダイエットである場合がほとんどなので「痩せているから美しい」という社会的評価観も影響し女性の発症率が多いのが実状です。拒食症は思春期の10代で発症することが多く、過食症は20代に多い傾向がありますが、両タイプとも90%が女性です。しかし最近では男性にも美意識が高まっていることから摂食障害も増えているといわれています。

悪循環していく摂食障害

拒食と過食は正反対の症状のようですが、拒食から過食へ、過食から拒食へとかわることがあります。ダイエットの失敗というような単純なものでもなく、身体も病み疲れてこの悪循環から抜け出せずに死に至ることもあるので適切な治療が必要です。

症状や原因に応じて、適した治療法をより詳しくみていきましょう。

摂食障害の治療方法は十人十色!自分に合った治療法の探し方は?

摂食障害は各症状に合う適切な治療を行うことが改善への早道です。摂食障害の治療法にはどんなものがあるのか知っておきましょう。

    <摂食障害の治療方法>

  • 心理療法
  • 薬物療法
  • 栄養療法
  • 対人関係療法
  • 家族療法
  • 集団療法

治療法は自分の判断で決めるのではなく、摂食障害に詳しい専門医のアドバイスの元自分に合った治療法を見つけていきましょう。根治が難しい症状もあることをふまえておく必要があります。

心理療法で根本から改善させる!認知行動寮法の効果は?

摂食障害に苦しんでいる人にはある共通した考え方の特徴があります。

表層にある認知の偏りの修正

その特徴は物事の捉え方や考え方が極端に偏っていることです(認知の偏り)。この物事の捉え方や考え方を修正し(認知療法)、同時に食べることを正常に行う訓練(行動療法)をしていくのが摂食障害への認知行動療法です。

根本にある心理的要因を改善

対症療法である薬物療法や栄養療法なども必要ですが、根本的な心理的要因がなくならない限り摂食障害は再発しかねません。

認知行動療法ではまず行動療法によって食べる事を正常に行えるように改善させ、徐々に摂食障害の原因となる心理的なトラウマを導き出すことによって食べることへの考え方を正常なものへと修正していき根本的な深層心理から改善することを目的とします。

過食へのアプローチ方法は?直接法と間接法の紹介!

過食の場合は過食・嘔吐・下剤乱用の回数を減らすことを目的とし、いずれにしても3食きちんとした量を食べられるように決めて行動を制限していきます。

過食への直接的テクニック

直接的テクニックでは、摂食行動の前後の一連の行動(食材の買いだしから食べ終った後の片づけまで)を観察し、すべてを描写していきます。その中で変化しやすそうなところにアプローチして改善を促します。

たいていは過食衝動が高まっているときほど制御が難しいので、食材を準備する段階で「本当に必要な量なのか」などを確認しながら行動や考え方へアプローチできると楽に症状の改善が進みます。

不必要なお金を持ち歩かない・家に不必要な食べ物を置かないなども有効な対策になります。

過食への間接的テクニック

間接的テクニックでは、過食を行っている時間・タイミング・状況などを他の行動を行う(働く・人と会う・電話する)などに当てていくことで、相対的に過食の時間を減らしていきます。このような方法は過食を抑えることに間接的に効果を発揮していきます。

背景が複雑な拒食症!アプローチ方法は?

拒食の問題点は、元々存在した摂食欲求が無くなっている場合とても難しい点です。したがって「痩せてもっと綺麗になりたい」という思い込みによって摂食欲求が阻害されているのであれば、その思い込みを改変することで摂食が可能になることがあります。

直接法と間接法を併用するテクニック

複雑な背景を持つ拒食症の場合、綺麗になるために必要な栄養素などを理解してもらうなど直接的に摂食行動に結びつく動機付けを行うことで本人の摂食行動への思い込みを改変させることを目的とする治療を積極的に行います。

また家族関係や対人関係のストレスマネジメントなどを行う事で摂食行動が回復することを間接的に促していく方法を併用し、同時に直接的にも間接的にもアプローチする方法が有効です。

拒食の場合は入院しながら食事を強制する行動療法や、家族のサポートのもと通院しながら治療を行うこともできます。

まとめ

摂食障害になりやすい人は完璧主義な人・優柔不断な人・ストレス解消がうまくできないなど、様々な人に発症しうる病気です。

大切なのは毎日の中で実践できるテクニックを用いて治療に専念できる環境と、それをサポートしてくれる周囲の協力です。そして摂食障害を克服するためにストレスをためない習慣を身に着け、認知行動療法などで極端な思い込み(認知の偏り)を修正し、根本にある心理的要因を改善していきましょう

食事はみんなで楽しく、おしゃべりしながらするのが一番ですね!

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