演技性パーソナリティ障害とは?2つのポイントを押さえた対応を!

演技性パーソナリティ障害とは、極めて突飛な言動や周囲を巻き込む芝居がかったウソをついて、自分への関心を集めようとする精神疾患です。注目を集めるための常識外れな言動が、さまざまなコミュニケーション上の問題を引き起こすことが少なくなく、パーソナリティ障害の中でも早急な対策が必要な種類の一つです。

演技性パーソナリティ障害の方とどのように接すれば良いか、そのポイントについて説明します。

行動目的は他者の関心!養育環境が原因か?

演技性パーソナリティ障害の最大の特徴は、「他者の関心や注目を集めることを目的」として、自己ではなく他者への関心と行動に重点が向いていることにあります。

行動に現れる特徴とは?

演技性パーソナリティ障害の方には、「自己中心的」、「我儘」、「虚栄心」、「幼稚」などの傾向がみられ、以下のような行動特性が認められます。

    <主な行動特性>

  • 他者からの注目や関心を得ることを常に欲し、自分が中心にならないと不機嫌になる
  • 見た目や肩書、性的アピールを過剰に気にする
  • 大げさなジャスチャー、幼稚な感情表現
  • 流行など他人や環境に影響されやすい
  • 性的な面を強調した挑発や誘惑的な言動が多くなる
  • 興奮しやすく、感情の起伏が激しい

常に他者の関心に不満足!

演技性パーソナリティ障害の有病率は人口の2~3%にみられ、女性に多いとされている疾患です。発症の原因については明確な見解は出ていませんが、幼少期に養育者からの愛情不足などから、自己表現ができずに「相手の関心」を得られる何者かを演じる必要があったなど、養育環境の要因が疑われています。

演技性パーソナリティ障害の方は常に「他者からの関心」に対する不足感を持っており、症状によって悪目立ちしても満足できないため、症状の悪化をまねく悪循環に陥り易くなっています。

診断基準に基づき診断!8項目の診断基準とは?

演技性パーソナリティ障害の診断は、医療機関によって異なりますが、主にWHOの「ICD-10」や米国精神医学会の「DSM-Ⅳ」の診断基準に基づいて行われています。

該当する項目数で診断!

DSM-Ⅳでは、「不安定な対人関係と衝動的な行動」を特徴とするB群に分類され、以下の8項目のうち5項目以上該当する場合、演技性パーソナリティ障害と診断されます。

    <DSM-Ⅳ診断基準>

  • 自分が話題の中心でないと満足できない
  • 時々、不適切な性的な誘惑や挑発的な行動がみられる
  • 感情の変化が表出しやすい
  • 常に人目を引く見た目を用いる
  • 内容が希薄だが、誇張的な話し方をする
  • 芝居じみた態度や誇張した感情表現を示す
  • 他者や良好など環境の影響を受けやすい
  • 実際の人間関係よりも親密な関係と思い込む

どのように治療するのか?自発的な見直しを促す!

パーソナリティ障害の全般に共通して、現在の偏った思考や行動に気づいておらず、本来の自分を見失っていることがほとんどです。そのため、演技性パーソナリティ障害の治療では、本来の感情を引き出す心理療法と不安定な精神状態を緩和する薬物療法が併用されています。

本心を引き出す心理療法!

演技性パーソナリティ障害の心理療法では、医師など専門家が本人も気づいていない隠された感情を引き出し、その本心と現状の不合理を諭していきます。そして、本人が冷静に自己を観察し自発的に言動を見直していくよう促すし治療を進めていきます。

この時、現状のウソや演技的行動自体を否定せず、それが引き起した結果のみを指摘することが重要となっています。

薬物は精神症状の緩和!

演技性パーソナリティ障害の方は、常に「満足できる他者の関心を得られていない」というストレスを感じています。ストレス症状として強い不安や現実感の喪失といった精神症状を緩和するため「抗不安薬」や「抗精神病薬」が処方されています。

敵認定されない対応を!対応のポイントは2つ!

演技性パーソナリティ障害の方と接する上で一番注意しなければならない点は、演技性やウソを指摘して「敵認定」されないようにすることです。

原則はウソを指摘しない!

演技性パーソナリティ障害の方のほとんどは、思考や行動に偏りがあることに気付いていません。このような段階で、演技やウソを指摘して自覚を促そうとしても、反発をまねくだけです。

演技性パーソナリティ障害の方を敵に回しては、常識的な方が負けてとんでもない事態になりかねないため、問題行動を指摘したい気持ちを抑え、演技やウソに振り回されない冷静な対応が大切です。

できれば許容範囲の取決めを!

演技性パーソナリティ障害の方と接するには、自分自身を守る方法や対応の仕方を検討する充分な準備時間が必要です。まず、ウソや演技によってどのような問題が発生するかを分析し、その問題を共有できる人をさがして、協力して具体的で実行可能な対策を検討します。

また、本人との間で許容できる基準をある程度取り決めることも有効です。本心では親密な関係性を求めているため、それを壊すことには抵抗感が働き、自発的な抑制効果が期待できます。

うつ病を併発しやすい!常に不安を抱えている!

演技性パーソナリティ障害の方は、実は抑うつ的な気分を抱きやすく、うつ病を発症しやすい傾向があります。

注目は安心感の代替!

演技性パーソナリティ障害とは、本来の自分を隠して演じることで注目を集め、その注目に「安心感」を求めており、常に誰からも相手にされない不安を抱えている状態です。演技やウソをやめてしまうと、不安と直接向き合うことになるため、それをやめることができません。

演技やウソが無くても「安心感」が得られることを、時間をかけて促していくことが大切です。

まとめ

演技性パーソナリティ障害の本人にとっては、演技やウソは安心感を求めるものであり悪意はありませんが、周囲にとっては迷惑であることがほとんどです。だからと言ってそれをやめさせることは、不安に向き合わせることであり大変困難で危険です。

パーソナリティ障害全般に共通していることですが、適切な距離感を持って接することがポイントです。演技やウソにいちいち反応せず、ただし、否定や不安を感じさせない見守る姿勢が大切です。焦ることなく、本人に落ち着きが認められるようになってから、医療機関への相談を促していきましょう。

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